外反母趾と健康との関係

36、外反母趾と顎関節症

症状

『あごが痛い』『口が開けづらい』『咬む時に音がする』などが代表的な症状です。

原因

外反母趾や指上げ足(浮き指)など足裏の異常(不安定)が特に左右で歪み方や歩き方が異なると、そのアンバランスを補おうとして、片方の顎を強く咬んだり、顎をズラしたりしてバランスを保とうとするのです。重力の負担によって、頚椎1番と顎(あご)に変形と摩耗による歪みが起こってしまったということです。
なぜ顎関節症は女性に多いのかと言うと、女性の身体はお産をスムーズにするために間接や浅く造られ、また筋肉も弱く造られており、重力の影響を受けやすいからです。
難しいお話になりますが、その力学的メカニズムをテコの原理で説明します。足裏の異常(不安定)が「力点」となり、頚椎1番が「支点」、顎関節が「作用点」となり顎(あご)がズレて顎関節症が起こるのです。この時、頚椎1番や顎関節にある関節円板に変形・摩耗が起こってしまうのです。
このほか、「悪い歯並び」・「顎の発達不足」など先天的要因が10%、ケガや事故など後天的要因が10%、それに普段の生活環境が原因となる環境学的要因が10%関係します。全体的にみると、足が関係する顎関節症は70%、その他の原因が30%となりますが、その他30%の内訳は、先天的要因10%・後天的要因10%・環境学的要因10%で、これらが同時に起こることはないので、顎関節症の80%以上は”足裏の異常”が関係しているといっても過言ではありません。

対処法

歯や口腔など上からの治療法・マウスピース・咬み合わせの調整は、対処療法として一時的に症状が消えても、首への負担が加わると再発させてしまうことが多いので、根本療法として、「口」からの治療と”「足」からの治療”の両方からの治療が必要です。特に、全身を整体した後に足裏のバランスを整えるテーピング法やそれの代用として3本指テーピング靴下の着用が効果的です。
また、首らくちんで負担度を上回る安静度を保つことで首の安定を図ります。特に、パソコンやデスクワークなど首を傾けた一定の姿勢で更に肩の筋肉が疲労するので、首らくちんで頭の重さを支えて首に負担がかからないようにすることも重要です。



足裏バランステーピング法


3本指テーピング靴下


テーピングストッキング


首らくちん

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医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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