メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)は足指を使った正しい歩行で楽に減らせる

お腹が気になる女性のイメージイラスト 厚生労働省が2006年2月医療費の抑制案として、健康診断の根本的改革案を公表しています。これは、高血圧や脳卒中、糖尿病、心筋梗塞、心臓病など肥満が原因となる「内臓脂肪症候群」の早期発見と予防に重点を変えて、生活習慣病にかかる医療費を抑制しようとする考えです。病気になる前の予防に重点を置くよう指導を行うものです。

飽食の時代になり、カロリーや資質を過剰に取り過ぎ、肥満と共に生活習慣病が増加しています。中でも内臓の周りに脂肪が溜まる「内臓脂肪型肥満」が危険だと言われています。肥満の目安として、ウエストサイズが男性では85cm以上、女性では90cm以上あると危険とされています。

肥満を改善するには何より原因を追究することから始めなければなりません。
現代社会において、肥満の原因に足裏の異常(不安定)があります。「悪い足が肥満の根本原因になっている」といってもピーンとこなかったり、関連付けられない人が多いと思いますので、その根拠を説明します。

まず、「人間は重力とのバランスを効率的に保つことを最優先している動物で、その重力とのバランスを最も多くコントロールしているところが、『足裏の機能』であるということを思い出してください。


脂肪を蓄えてしまうイメージイラスト ●第1に、悪い足は土台となる足裏が不安定になるため、これを補おうとして全身に余分な負担を受け続けることになり、次第に余分な筋肉もついてしまいます。この余分な筋肉は疲労しないようにと今度は脂肪を蓄えてしまうのです。扁平足の人に、全身的な肥満が多いのはこのためです。


悪い足は歩行能力を低下させる ●第2に、悪い足は歩行能力を低下させますから、循環器系の代謝機能も低下させてしまいます。これは、肥満の原因となる基礎代謝が落ちるので内臓脂肪が燃えず、逆に蓄積されてしまうのです。


悪い足は身体の最上部にある首を変形させる ●第3に、悪い足は身体の最上部にある首を変形させ、自律神経の働きも狂ってしまいます。自律神経が誤作動すると肉体的にも、精神的にも慢性的な疲労状態になり、これを本能的にカロリーで回復させようとストレスホルモン(コルチゾール)のレベルが高くなり、食欲増進、つまり過食になってしまうのです。


このように、悪い足と肥満との関係を3つのパターンで説明しましたが、人間は重力とのバランスを最優先している以上、内臓脂肪型肥満においても、重力とのバランスを最も多くコントロールしている土台となる「足裏」から、解明する新しい発想が医学に必要になるのです。


<内臓脂肪型肥満の対処法>

一般的には、すぐ運動という答えが返ってきますが、足裏が不安定になっている人は運動をすることがかえって危険で害になる人もいます。また、ひざや腰に痛みがあったり、別の病気があって運動ができない人も大勢います。そこで、簡単にできるダイエット法をご紹介します。
ひざを普段より少しあげて歩くことで踵から着地しないようにする
それは、「足裏のバランスを整え、正しい歩行で早歩きする」ということなのです。足裏のバランスを整える方法は、「外反母趾テーピング法」のページにてご紹介してありますので、そちらをご参照ください。扁平足においても足裏のバランスを整える方法は共通です。また、「正しい歩行」の詳細は、「カサハラ式歩行教室」のページをご参照下さい。



3本指テーピング靴下
3本指テーピング靴下


足裏のバランスが
整った足に

商品はこちら


免震インソール
免震インソール


足から伝わる全身への
衝撃をやわらげます

商品はこちら

また、その効果は次の通りです。

はつらつとした元気な女性のイラスト (1). 足裏のバランスを整えると、体の歪みを補うために付いていた余分な筋肉と脂肪がとれる。

(2). 足裏のバランスを整えると、歩行能力が高まり、基礎代謝量が増すと共に有酸素運動を助けるため、内臓脂肪を燃焼することができる。基礎代謝とは、寝ているときでも呼吸をしたり、心臓や内臓を働かせたり、血液の循環や体温を保持する働きで生命を維持するために必要最低限の基礎エネルギーのことです。この基礎代謝は、それぞれの人が1日に消費する全エネルギーの60~70%も占めていると言われています。

(3). 足裏のバランスを整えると、自律神経の働きも正常に作動するため、ホルモンも正常になってきます。体が活性化され、肉体的と精神的にも健康状態を取り戻すことができます。


本ページでご紹介している商品について、詳しく知りたい方はフットケアショップをご参考にして下さい。

当ホームページ上の文章や商品等は、あくまで参考になればという思いから情報提供を目的として紹介しているものです。決して、医師の治療を受ける機会を奪うものではございません。医師の判断を優先され、くれぐれも誤解のないよう冷静にご判断下さい。