予防医学は足裏のバランスから

海のイメージ写真


時代の変化・ライフスタイルの変化に伴って、現代人にも大きな変化が起こっているのです。その変化とは外反母趾や指上げ足(浮指)など足裏の異常による重心のかかと移動なのです。

その足裏の異常に伴って50年前とは異なった痛みの原因や質、そして病気の主訴にも大きな変化が起こっているのです。これが全患者の80%を占めているのです。


原因

1.原因のはっきりしない慢性痛やスポーツ障害
2.原因のはっきりしない自律神経失調症(うつ、パニック症)
3.原因のはっきりしない生活習慣病(メタボリック症候群)

この中でも国(行政)が力を入れているのが、「3.のメタボリック症候群」です。「1.と2.」は当ホームページで詳しく説明しているので、このページでは国(行政)の方針に従い、メタボリック症候群を中心にその予防医学を説明していきますが、国(行政)が行っている対策の中で重要な部分が見落とされています。その見落とされた重要な部分を補うと共に、予防医学の根本が何であるかを分かり易く説明していきます。


メタボリック症候群と病気

メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)とされる中高年の数が、予備軍を含めると2000万人に及ぶと厚生労働省(以下厚労省)が発表しています。その厚労省によると、メタボリック症候群の割合は40~70才の人に940万人、予備軍は1,020万人にのぼると報告しています。その中で男性は2人に1人、女性では5人に1人が危険水域にあると警告しています。

国がメタボリック症候群に力を入れている1番目の理由は、糖尿病や高血圧・高脂血症・心臓病・心筋梗塞・脳卒中などの病気を招くとされているからです。2番目の理由は、医療費の抑制です。2025年には、現在の28兆円から56兆円に医療費の増加が予想されているからです。 この2つを抑制するため予防医学が叫ばれているのです。


重要な問題点

しかし、現在行われている生活習慣病の指導(保健指導)では効果があまり上がっていない、という事実があるのです。このため。薬で症状を押さえ込むという安易な手段、つまりその場だけの対処療法に落ちついてしまう場合が多いのです。いくら薬を飲んでも対処療法では肝心の内臓脂肪は減らないのです。

生活習慣の指導や薬で思うような効果が上がらないということは何かが間違っている、重要なことを見落としている、ということなのです。
その重要な事とは、重力とのバランスであり、その重力とのバランスを一番多くコントロールしている足裏の機能の見落としにあったのです。


内臓脂肪は足裏のバランスを整え正しい歩行で減らす

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、運動で減り易いのです。日常生活の中で簡単にできる運動として、「足裏のバランスを整えた上での正しい歩行」、特に早歩きをする習慣を身につけるのです。悪い歩き方をしている人、歩き方に自信のない人、歩行で疲れる人は足裏に外反母趾や指上げ足(浮指)、扁平足などの異常がある証拠なのです。


サポーター 足裏のバランス


テーピングや3本指テーピング靴下で足裏のバランスを整えて、ひざを普段より少しあげて歩くことで、かかとから着地しないようにします。