重力との調和(バランス)とは

人は地球上において重力と戦い、同時に絶妙なコントロールで調和(バランス)を保とうとしているのです。

そして、重力との調和(バランス)が保たれたところに健康と美が生まれ、運動能力の発達と共に進化や対応が促されるのです。逆に、重力との調和(バランス)が崩れたところに原因のはっきりしない慢性病や病気、そして醜さが発生し、運動能力の低下と共に退化や死が促されているのです。
重力との調和(バランス)には次の3つがあります。


自然界の法則


1,2,3の中でも「2の過剰な衝撃波とねじれ波」は時間経過に比例して、その破壊力が増していくため、人間の体にとってこの時間経過に伴う過剰な衝撃波とねじれ波が一番ダメージを与えてしまうのです。
人間は2本足で立ち、そして歩くようになった時から足が重力とのバランスを最も多くコントロールするようになり、一時も休むことなく本能的あるいは自動的に重力と戦っているのです。その結果、人間の体はどこをとってもすべて重力との調和(バランス)が効率的に保てるよう、極めて精巧な構造で造られているのです。

重力との戦い、そして調和(バランス)を保とうとする働きの中で、その最大のものが重力から発生する「衝撃波とねじれ波」なのです。 健康や美、そして予防医学には外反母趾や指上げ足(浮指)など足裏の異常から発生するこの「過剰な衝撃波やねじれ波」を理解する事が必要なのです。
詳しくは、「フットケア学」のページを参考にして下さい。


左半身がねじれ波と戦い、同時に吸収・無害化している証拠

人間の体は重力との調和(バランス)を効率的に保つことを最優先して創造された時から、左右で役割が違うように造られているのです。
脳の働きも左脳と右脳で役割を変えてあります。
重力に対してはどのようになっているかというと、次の通りです。


●右半身は「衝撃波」と戦い、同時にこれを吸収・無害化するように造られている。
●左半身は「ねじれ波」と戦い、同時にこれを吸収・無害化するように造られている。


左右それぞれの役割を分担することによってこそ、効率的に重力との調和(バランス)を1つに保つことができ、運動能力や身体を安全に導く能力が最大限に発揮させることができるのです。
もし、左右の役割がまったく同じだとしたら、重力との調和(バランス)が非効率的になり、柔軟性や運動能力が落ち、身体が危険な状態になってしまいます。

車に例えて分かり易く説明すると次のようになります。

ねじれの説明図

●右半身は車のタイヤの空気圧の役割

●左半身は車のハンドルのあそびの役割

車はこの2つの役割をもって安全にスピードが出せるのです。もし、パンクしたタイヤやあそびのない、または多すぎるハンドルで運転したら、車は壊れ易く、事故も起こしてしまいます。このような例からも分かるように、人間の体は最初から左右でその役割が違うように造られている、という事を健康や美を追求する中で知ることが必要です。

治療家・整体・カイロなどの施術に携わる人は、これを計算していく必要があるのです。なぜなら、右半身に起こった痛みは衝撃波による骨の損傷が関係している場合が多く、左半身に起こった痛みは、関節のズレからくる筋の損傷が関係している場合が多いからです。そして、男女差で比べると、筋力の強い男性は右側に、筋力の弱い女性は左側に損傷が起こり易いということも知っておくべきです。

ハンドルに例えての説明


第3の医学「過労性構造体医学(Gバランス医療)」で診断法や治療法を解明

1. 外反母趾は左足に多い
外反母趾の症例写真


2. リスフラン関節の亜脱臼は左足が50倍多い
リスフラン関節の亜脱臼説明図


3. 整体やカイロの時、ボキボキとする音は左側に50倍多い
整体のイメージイラスト


4. 陸上のトラックや野球のグラウンドは左回りすると走りやすい
グラウンドのイメージイラスト


5. 女性の顔は左側に曲っている場合が50倍多い
左半身は車のハンドルのあそびの役割をしていると説明してきましたが、外反母趾や指上げ足(浮指)などの異常があると、このあそびが多すぎたり少なすぎたりして、結果的に体の歪みや慢性痛を引き起こしていたのです。この事からも分かるように、体のあそびを正常あるいは適正なものにするためには、「足裏のバランスを整えた正しい歩行」をすることなのです。では、なぜ左半身がねじれ波と戦ったり、それを吸収・無害化する作用を担っているのか。その答えは地球が左回転をしながら自転している、という事にあるのです。