カサハラ式歩行教室

3点バランスを保って体が安定 よくつまずいたり、転んだり、また歩き方がどこかぎこちないなど、歩き方に迷っている方が最近とても多いです。それは、外反母趾や指上げ足(浮き指)などの足裏の不安定があるため、それに伴って体も不安定になっているからです。

正しい歩行は意識だけでは変えられるものではありません。まず、不安定な足裏のバランスを整えることが先決です。足裏が不安定なままでは、重心の取り方が上手くできないため体も不安定になりフラフラしてしまうのです。それが、歩き方の迷いとなって現れているのです。


「大股で、ひざを伸ばして、かかとから着地する」その歩き方が、かえって体を悪くする!

負担がかかっているイラスト 私たちは地球上にいる限り、目には見えない、また意識することのない「重力」という負担を四六時中受け続けています。

その環境の中で、体表面積のわずか約1%にしか及ばない「足裏」が、絶妙なコントロールで全体重を支え、重力とのバランスを保っているのです。
足裏にかかる重力の負担・・・
歩いているとき ⇒ 体重の約3倍
走っているとき ⇒ 体重の約5倍

足裏にはこれだけ重力の負担がかかるのですが、足裏全面(かかと、指の付け根、指先の3点)を同時着地することで、この負担を吸収無害化できるように人間の身体は造られているのです。

これを無視して、踵から着地してしまうと、全体重と重力の負担が踵に集中してしまい、その負担を吸収無害化できないため、ひざを痛めたり、腰や首など上にまで突き上げの負担が及んでしまい、身体に不調をきたすのです。
「大股で、ひざを伸ばして、かかとから着地する」という歩き方はかえって体を壊してしまうので注意して下さい!

このダメージが多く蓄積されているかどうかで、それぞれの症状や検査結果になっているのです。その証拠に慢性腰痛で悩んでいる人の90%に足裏の異常があり、それが統計的に裏付けられているということです。


「大股で、ひざを伸ばして、かかとから着地する」その歩き方が、かえって体を悪くする!

安定と不安定の図


不安定な足裏で起こる不調 安定した足裏は、「かかと」「指の付け根」「指先」の3点を同時着地した3点歩行で、「重心は真ん中」にきています。
そのため、歩行時に発生する地面からの突き上げ(衝撃とねじれ)を足裏で吸収無害化し、足、ひざ、腰、首を守っているのです。また、積木の1段目がしっかり安定していると、その上は細く高く積めるように、人間も足裏が安定していると体全体のバランスが取れて安定するのです。

これに対し、外反母趾や指上げ足、扁平足など足裏の不安定があると、足指を踏ん張っていないため、「かかと」と「指の付け根」だけを使った「不安定な2点歩行」となり、「重心がかかと」に片寄ってしまいます。そのため、歩く度に発生する地面からの突き上げ(衝撃とねじれ)を足裏で吸収無害化できず、足、ひざ、腰、くびを痛めてしまい痛みや不調が起るのです。また、積木の1段目が不安定だと崩れないようにその上は反対にずらして倒れないようにバランスをとるように、人間も足裏が不安定だと体が倒れないように背中を丸めたり、首を前に落としたりしてバランスをとるため、姿勢も悪くなり側弯症にもなってしまうのです。

だから、正しい歩行をするにはまず「テーピング」や「3本指テーピング靴下」で足裏のバランスを整えることを最優先しなければならないのです。


カサハラ理論


正しい歩行のポイント

安定した足裏 1:「かかと」「指の付け根」「指先」を使った正しい3点歩行をするには、まずテーピングやテーピング靴下で足裏のバランスを整えます。長年の悪い歩き癖は、意識だけでは変えることができないからです。


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ひざを上げて歩く 2:次に、意識して気をつけることは、普段より1~2cm位ほんのわずかひざを上げて、適度なスピードをもって歩くことです。そうすることで、足裏全面を同時着地した歩き方ができ、地面からの突き上げを吸収無害化できるのです。
ひざを伸ばしきるとかかとから着地してしまうので、少しひざを曲げ加減でゆるめることがポイントです。よくつまずく人は、ひざが上がっておらず、骨に頼って歩いている証拠なのです。骨に頼るのではなく、ひざに遊びをつくり、筋肉に頼って歩くという考えが必要です。

このように、正しい歩行にはまず足裏のバランスを整えた上で歩くことなのです。 そうすることで、地震のたて揺れや横揺れで体が壊れないように防御でき、健康で美しい体を維持できるのです。