自律神経と病気との関係
はじめに
時代の変化・ライフスタイルの変化に伴って、現代人の体にも変化がでてきたのです。その変化とは、外反母趾や指上げ足(浮指)など足裏の異常(退化)です。その足裏の異常に伴って、痛みや病気にも大きな変化が起こっているのです。
それは50年前には少なく、また殆ど聞かれなかったものです。その痛みや病気とは次の通りです。
1. 原因のはっきりしない足・ひざ・腰・首などの慢性痛
2. 原因のはっきりしない自律神経失調症
3. 原因のはっきりしない慢性的な病気(成人病・メタボリック症候群)
この事実を当ホームページでは繰り返し説明しています。
このように外反母趾・指上げ足(浮指)など足裏の異常(退化)によって、多くの痛みや病気が新たに発生し、そして激増しているのです。
では、なぜ外反母趾・指上げ足(浮指)など足裏の異常が、痛みや病気を起こすのでしょうか。
その答えは、「足裏の免震機能の低下」にあるのです。外反母趾や指上げ足(浮指)は歩行時、地面からの過剰な衝撃(地震の縦揺れの原理)と過剰なねじれ(地震の横揺れの原理)を多く受けることになります。これを吸収・無害化するのが足裏の「免震機能」なのです。
「免震機能の低下」した足裏は、歩く度に「過剰な衝撃波」と「過剰なねじれ波」という介達外力を発生させてしまいます。更に、体の中の構造学的歪み、またはズレで弱くなっているところへ、その過剰な衝撃波やねじれ波を繰り返して(反復性)しまった結果なのです。
医学的に図式で説明すると、次のようにまとめることができます。
● 構造学的歪みまたはズレ(縦×横×高さ)×
● 過剰な衝撃波と過剰なねじれ波(時間経過)×
● 繰り返しまたは反復性(環境条件)=原因のはっきりしない痛みや病気
自然界の法則
この図式からも分かるように、原因のはっきりしない痛みや病気の本当の原因、あるいは隠れていた根本原因は、足裏の「免震機能の低下」にあったのです。
しかし、残念ながら現代医学は慢性痛や自律神経失調症・慢性病に対し、足裏の機能から診断しようとしません。ひざ・腰・首の痛みや病気で医療機関をたずねても、「足を見せてくれ」と人間の土台となる足裏から診断するところはないのです。
正しい原因が分からないから、慢性痛の人に対しては「使い過ぎ」「運動のし過ぎ」「歩き過ぎ」「歳のせい」「老化」「太り過ぎ」と言い、自律神経失調症の人には「心の問題」「人間関係のストレス」「仕事のし過ぎ」と言い、慢性的な病気の人には「運動不足」「暴飲暴食」「生活習慣の乱れ」と言っているのです。
確かにこれらのことが原因になっていることもありますが、どんなに多く見積もっても30%です。残りの70%が足裏の異常と関係しているのです。
地球上にある構造物を破壊するエネルギーで、最も強いものが「衝撃波とねじれ波」なのです。
人間もひとつの力学的構造体なのです。その足裏に外反母趾や指上げ足(浮指)などの異常があると足裏からの破壊のエネルギーが、ひざや腰・首に繰り返され、次第に損傷度が増していくのです。
足裏からの破壊のエネルギーが首に繰り返された人が「自律神経失調症」になり、その自律神経の誤作動から、いろいろな慢性的な病気が起こっているのです。
「メニエール氏病」「脳脊髄液減少症」「2型糖尿病」「耳鳴り」「頭痛」「痛風」「メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)」「不整脈」「高血圧・低血圧」「胃腸障害」「生理痛」「冷え症」などを訴える多くの人に、外反母趾や指上げ足(浮指)のどちらかをもっているのです。
このページでは、慢性的な病気で苦しんでいる人へ、人間の土台となる足裏から診ていくという新しい考え方をもつための一役になればと思い紹介するものです。
そして、もうひとつの治療法(セカンド療法)を用いて、自分の本来もっている「自然治癒力」を最大限に発揮させることでこれらの病気に役立つのでしたら、私にとってもこれほどうれしいことはございません。
それは、「正しい原因を知ってこそ正しい治療(効果的な治療)に結びつくという当たり前なことを誰よりも強く感じとっているからです。