ドッグブレス呼吸法は「自律神経失調症」に絶大なる効果

ドッグブレス呼吸法 「ドックブレス呼吸法」とは、強めの早い呼吸法のことで、犬が運動の後や暑いときに「ハアハア」と激しく、早い呼吸をして体温調節をはじめ、酸素を多く取り入れることにより自律神経の働きを助け、体の各器官や臓器を調整して、早く正常に戻そうとしているのです。

これを人間に取り入れたものを「ドックブレス呼吸法」と呼んでいます。この呼吸法を自律神経失調症状を訴える2000人の患者さんに実行してもらったところ、1ヶ月位して慣れてくるとほとんどの人が症状が軽くなり、体調が良くなったと報告してくれます。このことから、自律神経失調にはこのドックブレス呼吸法がかなり有効であると確信しているのです。

自律神経失調で、体調の悪い人を観察すると弱く浅い呼吸をしているのが分かります。弱く浅い呼吸は、当然血液中の酸素量も減ってしまうので、脳が酸素不足(酸欠状態)になってしまい、それを防ごうと交感神経が興奮し続けるので疲労と共に体調が悪くなってしまいます。

このドックブレス呼吸法は、酸素と共に栄養がエネルギーとなって各器官や臓器に運ばれるので、全身の緊張がほぐれ疲労回復と共に、もう一つの神経である副交感神経とのバランスが保たれ、落ち着いてくるのです。また、酸素を十分に取り入れるということは脳の緊張もほぐれ、精神の落ち着きと共に体がリラックス状態になり、「βエンドルフィン」という「リラックスホルモン」が盛んに分泌され、自律神経が正常、中立(ニュートラル)になってくるのです。

よく言われているように、プラス思考や瞑想あるいは笑うことでもβエンドルフィンが多く分泌されますが、ドッグブレス呼吸法が慣れてくると次第に深い呼吸、腹式呼吸ができるので横隔膜が上下運動して、腹部のマッサージ効果や心臓のポンプ作用を助けるので、酸素を十分に取り入れることでき「βエンドルフィン」も盛んに分泌されてきます。酸素が十分に行きわたると、筋肉が弛緩して脳や各機能、臓器の働きが安定し、正常になるので血圧も下がってくるのです。


<ドックブレス呼吸法>

就寝前や朝目覚めたとき、いずれも布団の中で仰向けになり、300~500回腹式呼吸を行う簡単な方法ですが、このとき必ず数を数えながら行うことが必要です。数を数えながら行うと脳へ酸素の供給量が多くなり、より自律神経が安定するからです。ボケ予防には最適です。

慣れてきたら、歩きながらや思い出したときにその都度10分位続けてください。特に、不眠症、頭痛、肩凝り、体がだるい、風邪を引いたときに、仰向けになり500回位多めに行うとその直後から急にリラックス状態になり、眠くなったり、気分がすっきりしてきます。特に、風邪の予防には最適です。

ポイントは、口元を引き締めながら行うことです。丁度、風船を膨らます時、酸素が溶け込んで顔が赤くなる要領です。 酸素はそれだけ人間に必要なのです。

例えば、遭難した人が助けられた時、また事故や急病になったときに必ず酸素吸入するのも、酸素を送り基礎代謝量を高め、脳や各器官、臓器の活性化を図っているのです。医学的にも、その大きな効果が実証されているので必ず行われているのです。

本ページで紹介している治療法に、この「ドックブレス呼吸法」を加えることで自律神経失調症の改善に大いに役立ちます。3ヶ月位は続けて、その効果を実感して頂きたいと願う次第です。


※当ホームページ上の文章や商品等は、あくまで参考になればという思いから情報提供を目的として紹介しているものです。決して、医師の治療を受ける機会を奪うものではございません。医師の判断を優先され、くれぐれも誤解のないよう冷静にご判断下さい。