現代医学の現状、問題点、結論

現状

一般医学、特に遺伝子医学や生命医学は著しい進歩を遂げ、驚嘆するばかりですが、しかしその一方で原因不明つまり負傷の瞬間がはっきりしない運動器系(足・ひざ・腰・首)などの痛みや自律神経失調症(うつ、パニック症、不整脈)などの病気が急増しているのです。このように時代の変化やライフスタイルの変化に伴って増え、主流にしてきたのがこれらの亜急性・慢性的な痛みや自律神経失調症などの原因がはっきりしない疾病なのです。現に、整形外科を訪れる80%・接骨院を訪れる90%・その他の治療院を訪れる98%の人がこのような負傷の瞬間を特定できない損傷なのです。

問題点

『この負傷の瞬間を特定できない亜急性や慢性痛及び自律神経失調症に対し本当の原因を追究しないのは空論であり医療の怠慢なのです。また現代医療の欠陥であり落度でもあります。そして、医療の欠陥と共にだらだらとした慢然治療が行われ、それに効果が少ない治療法が最もらしく行われているのも事実です。しかし問題なのは、治療側も患者側もこれらの問題に対し医療ミスという自覚のないことにあります。理由は、緊急性・危険性また治療に対する効果のリスクが少ないから問題になっていないだけなのです。』

これらの負傷の瞬間を特定できない損傷であっても必ず隠れている本当の原因があるのです。これを重力とのアンバランスで解明しているのがこれから説明していく過労性構造体医学(Gバランス医療)の8方向の診断とその理論なのです。

結論

重力との「構造学的歪み」に、足裏からの過剰な衝撃波やねじれ波が、介達外力となり「過労学的損傷」を発生させ、これにスポーツや片寄った生活環境つまり「環境学的条件」が反復性となって、負傷の瞬間を特定できない損傷を発生させているのです。

人間は地球上で重力との調和(1.構造 2.過労性(時間経過) 3.環境)というバランスを効果的に保つことを最優先している、という事実に最初に気付いてほしいのです。
なぜなら、正しい原因を知らずして正しい治療にはつながらないからです。これにより「使いすぎ」「運動のし過ぎ」「年のせい」「老化」「太り過ぎ」とごまかしてきた今までの矛盾(原因と検査の症状が一致しない)を正すことができるのです。今までこれらの矛盾を無理やりごまかし押し通してきたから、治らなかったり慢性化させてしまうなどにより治癒率の低下を招き、慢然治療が主流となり、治療医学が行き詰まってしまったのです。この問題を何とか解決しようとする試み、これが今盛んに言われている「代替医療」「統合医療」の始まりとなったのです。

「医師」、「柔整師や治療家は、亜急性・慢性的な痛みや自律神経失調症状などの負傷の瞬間を特定できない疾病に対し対処療法・癒しや気休め的な治療行為を出発点とするのではなく、原因の追究や解明を出発点とし、また治療や施術行為においては固定を出発点とする原因療法が行われなければならないのです。」

現在、医学教育にない 1.自然界と身体は同じ力学的構造体という考えを裏付ける自然界5次元構造の法則 2.負傷の瞬間を特定できない痛みや損傷に対する診断学(8方向の診断) 3.治療学(治療の3原則) 4.足と健康に対する基礎理論 5.亜急性・慢性・神経不調に対する固定医学、更に予防医学。これらの問題は、既に「過労性構造医学」で解明し基礎理論の裏付けと共に治療マニュアルも完成されているのです。臨床治療医学における治療現場の矛盾を正し、混乱するそれぞれの療法や予防医学の欠点を補足し、より効率的で質の高い医療へと進歩するものと確信するところであります。

哲学の中に医術を

ヒポクラテスの全集の中に、有名な言葉があります。
「医学者(柔整師)であると同時に哲学者であれ
「哲学の中に医術を、医術の中に哲学を織り込まなければならない」
つまり、医術と哲学は同じものであると、ヒポクラテスは説いています。
その哲学とは、「自然界と人間の体は重力の中では同じ力学的構造体である」という考え方でその裏づけとなる理論が「自然界5次元構造」の法則なのです。

『これからの医療関係者、特に医師・柔整・整体・カイロ、治療家は「対処的な施術や手技、アジャスト」を出発点にするのではなく、原因を解明することを出発点にしなければならない。』
そんな視点から、第3の医学となる「過労性構造体医学(Gバランス医療)」を是非ともご一読頂ければ、この上ない幸せと思う次第です。