治療の3原則と健康の3原則

3-(1) 治療の3原則(主に有資格者対象)

亜急性・慢性・神経不調に対する正しい治療法(最も効率的な治療法)は1つしかないのである。その裏付けとなる理論を「自然界5次元構造の法則」と「治療の3原則」を用いて説明する。

治療の3原則の裏づけとなる理論の説明

治療の3原則とは、(1)構造医学 (2)過労医学 (3)環境医学を同時に行うことである。


治療の3原則


健康の3原則を理論的に説明する。

1.縦×横×高さ× (1)構造学的歪みの回復
2.時間× (2)価値的時間を生み出す、免震と血行の回復
3.環境× (3)安静固定により患部の環境条件の回復

正しい治療法(最も効率的な治療法)はこの3つの組み合わせ(治療の3原則)をもって初めて医学として成り立つのである。そして、それが唯一「医療行為」と呼べる治療法なのである。3つの中の1つや2つだけでは、対処療法や癒し、気休め的な行為で終わってしまうのである。


治療の3原則を理解するポイントは、「時間」(過労性)の部分である。
診断をする場合の時間とは、「過労的時間」、つまり同じ1時間でも過労学的損傷の根本原因となる『過剰な衝撃波とねじれ波』を指すのに対し、
治療をする場合の時間とは、「価値的時間」、つまり同じ1時間でも活性化によって治癒要因となる『微細な衝撃波とねじれ波』を指すのであり、その前提として免震処置が行われなければならない。

時間の概念
A.価値的時間
同じ1時間でもプラス面が多く作用した時間。(回復につながる微細な衝撃波とねじれ波)
B.時間的時間
同じ1時間でも時計(自然発生)的に過ぎた時間。(自然界にある適正な衝撃波とねじれ波)
C.過労的時間
同じ1時間でもマイナス面が多く作用した時間。(損傷につながる過剰な衝撃波とねじれ波)

3-(2) 健康の3原則(主に無資格者対象)

健康促進行為(ケア)においても、必ず3原則に従わなければならない。
「治療の3原則」は患部に対する治療が中心であるのに対し、「健康の3原則」は全身的な観点からの施術である。次の(1)(2)(3)の施術を同時に行うことが最も効率的な健康促進であり、1つ欠けてもまた1つだけを行っても対処療法・気休め・慰安行為で終ってしまい、新しい時代の健康行為として成立しないのである。


健康の3原則を理論的に説明する

自然界5次元構造の法則


(注)肉体及び精神は、環境条件に支配されている為、環境医学の中に肉体と精神が含まれる。


健康の3原則における定義の集約
1.バランス
2.血行
3.栄養

3-(3) 診断法と治療法の具体例

これまでの理論を実際の施術の中で、どのように判断し、どのように当てはめるのか、その診断法と治療法を「過労性構造体医学(Gバランス医療)」の定義に則って具体的に説明する。


8方向の診断法と具体例


同じような日常生活また全く同じような条件下でスポーツをして、健康になる者がいる一方で逆に負傷の瞬間を特定できない損傷が発生する者とに分かれる。
そのメカニズムを力学的に追求し、隠れていた本当の原因を解明することが重要です。負傷の瞬間を特定できない損傷やスポーツ障害を診断する合理性を、「8方向の診断」の裏付けをもって、具体的に説明する。


8方向の診断法


患部を診断するポイントとして、まず患部に対し、最初に構造学的歪みとなる(1)(前・後・左・右・上下)の歪みのいずれかと、その程度を%で構造医学により判断する。通常、10~30%の要因と考える。

次に、過労学的損傷となる(2)(過剰な衝撃波とねじれ波)の発生のいずれかと、その程度を%で足裏の異常から過労医学で判断する。通常、50~80%の要因と考える。

最後に、環境学的条件となる(3)(日常生活やスポーツ環境条件)のいずれかと、その程度を%で環境医学をもって判断する。通常、10~20%の要因と考える。

このように、負傷の瞬間を特定できない損傷を診断する場合、
(1)構造学的歪み
(2)過労学的損傷
(3)環境学的条件
の3つに分けて診断するのである。

また、スポーツ障害の診断においても障害を起こす者と起こさない者とに分かれる。
この場合の分かり易い診断法として、まず各種のスポーツを(3)の環境学的条件に当てはめ、これが反復性となる損傷度が10~20%ある、ということを前提にし、次に(1)の患部の構造学的歪み(前・後・左・右・上下)のいずれかを10~30%の損傷度と判断し、最後に(2)の過労学的損傷(過剰な衝撃波とねじれ波)のいずれか、または両方が介達外力となり足裏の異常に時間経過を加え、その損傷度を50~80%と判断する。
この(1)(2)(3)がそれぞれの割合で100%になったとき、負傷の瞬間を特定できないスポーツ障害が発生しているのである。

このように、スポーツ障害においてもA図「8方向の診断」に沿って、(1)構造学的判断 (2)過労学的判断 (3)環境学的判断 と区別していくと、同じ条件下でスポーツをしても故障を起こす者と起こさない者との差や隠れていた本当の原因がはっきりとみえてくるのである。

(3)の環境学的条件に当たる、スポーツや片寄った日常生活や仕事による損傷度は問診によって、その程度を判断しなければならない


詳しくは、専門書 過労性構造体医学(Gバランス医療)(医道の日本社)の中の実技編を参考にして下さい。


3-(4) 治療の3原則とその具体例

負傷の瞬間を特定できない損傷やスポーツ障害に対する治療法、その合理性を治療の3原則の裏付けをもって具体的に説明する。

治療の3原則


1.構造学的歪みの改善法
徒手整復・整体・カイロなどの手技をもって、患部及び全身のバランスを整え、更に足裏のバランスも整え正しい歩行を促し、患部及び全身の構造学的歪みの改善を図ることで硬縮筋や腱を弛緩させ、自然治癒力を発揮させる。


2.過労学的損傷の改善法
過労時間(マイナス時間)を価値的時間(プラス時間)に変えるため、免震処置と共に電気・温熱・マッサージなどの血行促進行為を用いて、患部及び全身の過労学的損傷による血行不良の改善を図ることで、硬縮筋や腱を弛緩させ、自然治癒力を発揮させる。


3.環境学的条件の改善法
患部に対し、負担度より安静度が上回る固定にて、環境学的条件の改善を図ることで患部の硬縮筋や腱を弛緩させ、自然治癒力を発揮させる。


治療の3原則とは、上記①②③の行為を1つと捉え同時に行うことなのである。

家が傾いたら誰でも土台からその原因を判断したり、正していくという考えが自然に起こるように、人間にも土台となる足裏からそれぞれの主訴や疾病、様能を判断し、そして正していくということが施術や予防医学の中心に来なければならない。

なぜなら、人間は重力とのバランスを効率的に保つことを第1優先にしているからである。そして、その重力とのバランスを一番多くコントロールしているところが人間の土台となる足裏の機能なのである。

つまり、重力とのバランスが効率的に保たれたところに健康と美が生まれ、運動能力の高まりと共に進化が促されているのである。逆に、重力とのバランスが狂ったところに負傷の瞬間を特定できない痛みや病気が生まれ、運動能力の低下と共に退化が促されている。

人間の土台となる「足裏のバランス」から診ないと、医学は進歩しないのである。これまでの片寄った先入観、曖昧な言い訳、気休め、慰安的な診断と治療法が一掃されなければならない。
「過労性構造体医学(Gバランス医療)」は、これまで解明できなかった現代医学の盲点を全て解明しているものである。