フットケア学とは
本物のフットケア学へようこそ
今まで「足が悪いと体によくない」ということはいろんな情報で聞いていたり、また自分でも本能的になんとなく分かっていましたが、しかしどのように良くないかそのメカニズムについてははっきりと分からなかったのです。世界初となる本物の「フットケア学」、医学教育にもなかった「足と健康との関係」を分かり易く説明していきます。
「フットケア学」とは足裏から重力との力学的なバランスを判断します。その目的は、負傷の瞬間を特定できない痛みや、自律神経失調症状、更には生活習慣病の原因を追究し、そして重力との調和を保つために、足裏のバランスを整え正しい歩行を促すことによって改善及び健康に導いたり、予防に役立てていく学問です。
現代人の足裏に異常が激増している!
この事実を知ってこそ時代の変化についていけるのです。
時代の変化、ライフスタイルの変化に伴って、現代人の体にも大きな変化、つまり足裏に異変が起ってきたのです。その異変とは、外反母趾や指上げ足(浮指)などからくる足裏の異常と退化です。そして、重要なことはその足裏の異常と退化に伴って、現代人が訴える主訴(痛みや疾病、不調)にも変化が起きてきたということです。それは50年前にはあまりなかったものですが今、現代人にそれが激増し、そして主流となっている症状なのです。
では、その症状とは何でしょうか。それは次の3つに集約されます。
1. 原因がはっきりしない足、ひざ、腰、首などの慢性的な痛み
2. 〃 自律神経失調症(頭痛、肩凝り、めまい、うつ、パニック症など)
3. 〃 生活習慣病(メタボリック、糖尿病、高脂血症)
この問題の解明と、それに対応した施術が必要な時代になったのです。『原因のはっきりしない損傷』『足の異常と慢性症状との関係』が、唯一現代医学に見落とされた部分だったのです。これを追及しないのは空論であり、またそれを追及しない施術は今後時代に合わなくなってきます。これからの時代は、足裏から慢性痛や自律神経失調症、疾病を力学的に解明し、それに合った施術をする時代です。患者さんはこの真実の説明を待ち望んでいるのです。
家が傾いたら誰でも土台から正していくという考えが自然に起きるように、人間も土台となる足裏から全身のバランスを正していくという考えが必要です。
また、積木の原理で例えると、積木の1段目が傾くとその上部は崩れないように反対側に傾きバランスを保とうとします。逆に、積木の1段目が安定していると細く、高く積み上げることができます。つまり、人間の体において、土台となる足に外反母趾や指上げ足(浮き指)があると、その不安定を体の上部で補った結果、原因のはっきりしない慢性痛や自律神経失調症状、疾病が起っているのです。だから、このメカニズムを知り、人間の土台となる足裏から正していく考えが必要不可欠なのです。
そして、足裏のバランスを整え「重力」の上に効率よく立ちそして正しく歩くことが重要なのです。これだけでも、全身のバランスが自然に整うので整体やカイロにも役立ちます。
また、どんなに立派な整体やカイロを行っても1日で戻ってしまう場合が多いのです。しかし、足裏から全身のバランスを整えておくと1週間以上はその効果を持続できるという画期的なテーピング法が必要です。(整体・カイロには必要不可欠)またこれは、最大の予防医学となることも知るべきなのです。
足と健康との関係を知ると隠れていた本当の原因が分かる!
だからこそ本物の正しい治療ができる!
足の異常で代表的な外反母趾、指上げ足(浮き指)で足裏が不安定になり、重力とのバランスが崩れた結果、身体に歪みを起こし、その歪んだ所に歩行時発生する過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返される。その悪影響とは次の通りです。
1.足裏に異常があると・・・ | 姿勢や骨格の歪みを発生させる。 |
2.足裏に異常があると・・・ | 歩行時に過剰な衝撃波やねじれ波という介達外力が繰り返され関節の変形老化、圧迫骨折、疲労骨折を起こす。 |
3.足裏に異常があると・・・ | 柔軟性や歩行能力が衰え、上記1、2を反復させるほか代謝機能も低下する。 |
足裏の異常はこんなメカニズムで体に痛みや病気を起こしている!
■足裏の異常が首・腰・ひざに繰り返された場合の例■
頚椎と頭蓋骨の接続部に異常が起きて、頭痛、肩こり、めまいの他、自律神経失調症を起こしたり、生活習慣病やそれぞれの慢性病の原因となる。
又、頚椎中間部の損傷は手のシビレなどを起こす。
B.足裏の異常が腰に繰り返されると
ヘルニア、分離症、すべり症、狭窄症、ぎっくり腰、慢性腰痛などを起こす。
C.足裏の異常がひざに繰り返されると
変形性膝関節症、半月板損傷、十字靭帯損傷、慢性ひざ痛などを起こす。
■足裏の異常が首・腰・ひざに繰り返された場合の例■
逆に重力とのバランスが狂ったところに、運動能力の低下と共に負傷の瞬間を特定できない損傷、病気が発生し退化が促されている。結果として、人間の土台となる足から上部の損傷を力学的に判断していかなければ、
『医術者(柔整師)であると同時に、哲学者であれ』
『哲学の中に医術を、医術の中に哲学を折りこまなければならない』
つまり、医学と哲学は同じものであると、ヒポクラテスは説いているのです。