開脚運動と足裏マッサージ
開脚運動は骨格上ズレたり、浅くなってしまった股関節内の大腿骨骨頭の位置を正常に戻す最良の方法なのです。
股関節を正常に戻す開脚運動は2つの効果をもたらします。
一つは、「全身のバランスを整える」ことです。
つまり、上半身と下半身のバランスを整え、骨盤の上に背骨が正しくのるようにすることでバランスを保ち、身体を安定させるのです。その証拠に、ほとんどの一流スポーツ選手はこの開脚運動ができるのです。激しいスポーツをするとき、全身の骨格バランスが悪いと体も硬くなり、とても危険だからです。その代表的なものが、お相撲さんの「股割り」と呼ばれている徹底した開脚運動なのです。
もう一つは、「下半身のうっ血の解消」です。
心臓から遠い位置にある下半身の血液をスムーズに心臓に送り返し、うっ血を解消する作用があるということです。その証拠に、開脚運動がしっかりとできる人は体も柔らかく、皮膚も顔も若く病気になりにくい、そして何より若々しいのです。
股関節内の骨頭がずれたり、浅くなってしまうと圧迫されたり、緊張により下半身への血流が悪くなり、うっ血を起こして足がむくんだり、乳酸が溜まり疲れ易い体になってしまうのです。
更に、開脚運動に加え、足裏マッサージ器「フットバイター」で足裏をほぐすと、より血行をよくして代謝を高めます。
「全身のバランスを整える」「下半身のうっ血を解消する」ことは、全身の代謝機能を活発にして疲労回復を促し、自然治癒力を高めることにつながるのです。
このように、まずは開脚運動を継続的に行いしっかりできるようにすることが大切です。最近は特に、外反母趾やタコができる指上げ足などの不安定な足でヒールやパンプスを履くことが、股関節をずらしたり浅くしてしまう原因になっていることを知ることが必要です。そういう方たちは、決まって調子が悪いのです。