顎関節症の解剖学的メカニズム

足裏の異常(不安定)が「力点」、頚椎1番が「支点」、顎関節が「作用点」となって顎関節症が起こりますが、この時足裏の異常(不安定)が力点となり、重力の負担を支点となる「頚椎1番」や作用点となる「顎関節」が多く受けてしまうのです。

支点となる頚椎1番に変形や摩耗が起こった場合は自律神経失調症が伴います。
顎関節の関節円板に変形や摩耗が起こった場合は顎関節の問題だけで終わりますが、頚椎1番と顎関節内の関節円板との両方に変形や摩耗が起こった場合は、両方の症状が起こってきます。
顎関節はA図のように下顎窩と下顎頭の間にある「関節円板」と呼ばれるクッションの作用をする軟骨組織とこれを包む関節包や外側靱帯でつながっています。
大きく口を開ける時はB図のように下顎頭が前下方に移動し、これに伴って関節円板も一緒に動きます。この時、関節円板や頚椎1番に変形や摩耗があると顎や肩・首すじの筋肉が緊張した状態となります。これが顎関節症の根本原因になっていたのです。


A図
足裏の不安定は顎関節症を発生させる


上記の図の○部分の頭蓋と頚椎の接続部のアンバランスは足の不安定から発生し、歯が片寄って減ったり、噛み合わせも「前後」「左右」「上下」に狂ってしまい、頚椎のズレた位置により首の筋肉の緊張が発生し頭痛・肩こり・めまい・耳鳴り・顔面の左右差・自律神経失調症・身体の不調が起こる。この時足からの「過剰な衝撃」または「必要以上のねじれ」が加わると症状は更に悪化する。


説明図1 説明図2


B図
外反母趾に伴う足の著しい不安定は顎関節症やめまいをおこす


説明図3 説明図4


自然界の法則
自然界の法則

自然界5次元の構造の法則
8通りのアンバランス=1(前)、2(後ろ)、3(左)、4(右)、5(上下)、6(衝撃)、7(ねじれ)、8(環境)

原因がはっきりしている10方向の診断
原因がはっきりしている10方向の診断