ヘバーデンと2次的障害

ヘバーデン結節という病気はリウマチとは異なりますが、足、ひざ、腰、首など力学的にバランスが悪いところに多く出ます。その症状はリウマチと同じように、骨を変形、破壊、疲労骨折を発生させてしまいます。

足ヘバーデンになると足裏の免震機能が著しく低下し、また左右の足で異なる歩き方をするため、歩行時地面からの突き上げ(衝撃波)や横揺れ(ねじれ波)が発生し、更に上からは体重(負荷重)も加わるため、バランスの悪い関節面で衝突が繰り返されてしまいます。これが負傷の瞬間を特定できない、足、ひざ、腰、首の痛みや変形、疲労骨折、そして自律神経失調症の原因になっているのです。

●ひざに繰り返された場合:

変形性膝関節症やひざに水が溜まったりします。これは固定をしない限りなかなか治りません。
変形性膝関節と診断された多くにこのヘバーデンが隠れているのです。そして何十年も治らないのです。

●腰に繰り返された場合:

中高年のヘルニア、分離症、すべり症、脊椎間狭窄症にも、ヘバーデンによる疲労骨折が隠れている場合が多くあります。

●首に繰り返された場合:

ヘバーデンが隠れた原因となる頚椎の変形、ヘルニア、手のしびれの他、自律神経失調症からくる頭痛、肩こり、めまい(メニエルも含む)、不整脈、うつ、パニック症、脳脊髄液減少症、甲状腺異常などが起きてくる場合があります。
この関係について現在医学はまだ気づいていませんが、現場の実態はこの通りなのです。


ひざに繰り返された場合の症例


手に出たヘバーデンの対処法

根本療法は今のところ確立されていません。対処療法として、手の場合は厚紙副子とテーピングで固定し、炎症と変形を防ぎます。


足のヘバーデンの対処法

足のヘバーデンは体重が乗るため軟骨が崩れやすく、何もしないと殆どの場合、ひどい外反母趾へと進行してしまいます。痛みのある場合はなおさらです。

対処法としては以前にも説明している外反母趾の対処法と同じ「痛みのある場合のテーピング法」が効果的です。包帯で中足関節を固定し、テーピングで足裏のバランスを整えておくと負担が軽くなり、急性であっても2~3ヶ月で痛みも変形も治まり最小限に食い止めることができます。
テーピングができない人は、家の中では専用のダブルサポーターを使用し、出かける時は包帯で中足関節を弱めに固定し、更にその包帯がズレないようにテープで上下を止めてから3本指のテーピング靴下を履いて下さい。
また、靴の中には2次的障害を防ぐ目的で、人工筋肉素材の免震インソールが必要不可欠となります。注意点として、足ヘバーデンにより第2指のつけ根に以前から変形や疲労骨折が潜在的に蓄積している人は、3本指テーピング靴下のテーピング機能の弾力性で初めて痛みが出てくる場合があります。この疑いがある場合は、テーピング靴下を履く前に、第2のつけ根を上下から強くつまんでみると痛みがあったり、骨が太くなっているのですぐ分かります。


テーピングをした場合テーピングをしなかった場合




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