タコと魚の目との違い

タコと魚の目

タコと魚の目 足裏にできる「タコ」と「魚の目」、これを全く別々のものと考えている人が多いのですが、実はこれらができる原因「力学的メカニズム」と角質層(タコ)が厚くなるという点では同じなのです。魚の目がタコと異なる点はただひとつ角質層(タコ)の中心に芯があり、その芯は皮膚深く入り込んでいるので体重が乗ると痛むということです。

タコは主に足裏の指の付け根付近に分厚い角質層を作り、これが歩く時異物となって痛みを感じる人が多くいます。正式にはタコのことを「中足骨胼胝腫(ちゅうそくこつべんちしゅ)」と呼んでいます。


タコの原因

タコの原因 外反母趾や指上げ足(浮指)の人は足指を使った正しい歩行ができないのです。このため歩行時に発生する「過剰な衝撃波やねじれ波」をうまく分散できず、指のつけ根に集中させ、繰り返しこの部分を多く地面に打ちつけ過ぎてしまうのです。その結果、皮膚は中の骨を守ろうとする防御反応によりタコ(角質層)を厚くするのです。タコは中の骨を守ろうとする防御反応のひとつだったのです。

このメカニズムがゆっくり進んだ場合はタコになりますが、急激に繰り返されるとタコを作って防御する時間がないので、中の骨、特に第2指のつけ根の骨が疲労骨折を起こしたり激しく痛んだりします。また4指や3指のつけ根が痛む「モートン病」の根本原因になっているのです。


魚の目の原因

タコ(角質層)が厚くなり、皮下に到達するとその部分の皮膚呼吸ができなくなります。このため中から皮膚呼吸をしたり老廃物を出すための腺(芯)ができるのです。これが魚の目です。このように魚の目も、タコが進み皮膚呼吸をするための防御反応のひとつだったのです。


慢性痛や自律神経失調症、生活習慣病の人にタコ・魚の目が多い

タコや魚の目ができている人は身体の土台となる足裏が不安定だという証拠でもあるのです。そのため、ひざや腰、首のどこかに慢性痛があったり、首の異常が隠れた原因となって起る頭痛、肩こり、めまい、不整脈などが伴う自律神経失調症や生活習慣病になっている人が多いのです。
逆から見るとよく分かります。これらの症状で長年苦しんでいる人の足裏を見て下さい。高い割合でタコや魚の目を見つけることができるはずです。特に、タコができている人は足裏が不安定になり歪んでいるのです。この歪みに比例して、「ひざや腰、首にも歪みが起ってしまう」のです。
更に、人間は2本足で歩くため、歩行時にその歪んだところに「過剰な衝撃波とねじれ波」を繰り返し伝えてしまうのです。

日常の生活環境の中で破壊のエネルギーが反復し蓄積されて限界を超えた時、原因のはっきりしない慢性病や自律神経失調症、更には生活習慣病まで発生させてしまうのです。ですから、タコや魚の目がある人は早めのケア、つまり足裏から全身のバランスを整えておくことが必要なのです。



タコの位置と病気との関係


(1)足裏の指の付け根『親指側にタコができている人は腰を痛めます。』
その理由:
親指は足裏の中でも体を安定させるために一番大きな役割をしています。その親指に踏ん張る力がなくなると、それを補おうとしてももや腰の筋肉に余分な負担がかかり、『腰の歪みに過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返され』慢性的な腰痛やぎっくり腰、ヘルニア、分離症すべり症、脊椎狭窄症などを発生させてしまうのです。

(2)『3指を中心に足裏の指の付け根の中央部にタコができている人は首を痛めます』
その理由:
指のつけ根が逆アーチ(舟底形)になっているために重心が真中に片寄り過ぎて足裏が極端に不安定になってしまいます。この不安定を補おうとして身体の最上部にある頭を支える『首』に最も負担が加わってしまうのです。つまり、脊椎の最上部にある頚椎一番と頭蓋骨の接続部に「過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返され」、首に異変が起るのです。首に異変が起ると、頭痛・肩こり・めまい・不整脈・うつ・パニック症などを伴った自律神経失調症や生活習慣病を発症させてしまうのです。



(3)「足裏の指の付け根の小指側にタコができている人は胃や腸が悪くなります」
その理由:
小指側のタコは歩行時に体が揺れたり、足先が外方向へ流れ易くなる証拠です。この悪い歩き方による体の揺れやねじれは背中を歪ませ、「背中の歪みに過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返される」ため、背中やおなかの筋肉が著しく緊張し、胃の働きが衰えたり腸のぜん動運動が弱くなり、ひどい便秘や下痢になったりします。更に、首も痛めていると自律神経失調症を併発し、便秘と下痢を繰り返してしまいます。


リウマチやヘバーデンのある人はひどいタコになる

リウマチやヘバーデンのある人は体重が加わるため短期間で足指のバランスが狂ってしまいます。中には足指がバラバラになってしまう人も多くいます。
バランスが狂って足裏の骨が地面に当たるようになると、皮膚は中の骨を守ろうとして角質層を厚くします。これがひどいタコを作るのです。



タコや魚の目の治療法は再発させないことが根本療法

タコや魚の目は削っただけでは皮膚が防御反応を記憶しているため、3週間位でまた同じようなタコができます。これを繰り返しながら、テーピングや履くだけで足裏のバランスが整えられる『3本指タイプテーピング靴下』を履き、靴の中には『人工筋肉素材の免震インソール』を入れておくか、カサハラ式免震シューズを履いていると、一年くらいで防御反応が起らなくなりタコが自然に消えたり、再発しなくなってきます。 これは「足裏バランスを整えて免震処置をしておく」というフットケア学のひとつなのです。



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