新しい考えで今までの誤りを正す

『片頭痛の根本原因は足と首の異常にあった』


頭痛、肩こりに悩む女性のイラスト 片頭痛で悩んでいる人は840万人いると報告されています。
しかし問題なのは片頭痛の原因を間違えている、本当の原因を発見していない、そのため治療法も間違って薬の選び方や組み合わせ方ばかりに気を取られ、根本治療に至っていないということです。

薬を中心とした対処療法を何十年も続け、結果的になかなか治癒に結びつかないでいるのが現状なのです。ですから、もう一つの新しい考え方「セカンド医学」(重力とのバランス)を中心に考え、薬は補助的に使うべきなのです。


セカンド医学の考え

その「セカンド医学」の考えとは、『足裏の異常により首が変形し、その変形した骨が周りの神経を刺激することが、頭痛、肩こりの根本原因になっている』というものです。確かにこれがすべてではありませんが、どんなに低くそして少なく見積もったとしても70%はこれが関係しているのです。

あとの残りの30%は先天的な要因と後天的な要因と環境学的要因とがあります。この内訳は、先天的原因(遺伝気質)10%、後天的要因(病変気質)10%、環境学的要因(環境気質)10%です。(環境学的要因の中には日常生活における姿勢のほかに心の問題、仕事や人間関係のストレスも含まれる。) しかし、このそれぞれ残りの30%が同時に起きたり、また重なり合う事は殆どないので一般的には10%と考えるのが妥当です。


足裏の異常が首の骨を変形させる


片頭痛の90%は足が原因

足と首の異常の関係 結論として、片頭痛の90%は足と首の異常が関係しているのです。したがって治療法も「足裏から首のバランスを整え、重力との調和を図り、自然治癒力を発揮させる。」という事が根本治療となるのです。

このような説をとなえるとすぐ眉唾(まゆつば)者とか、攻撃的になったり、また落とし入れようとする人が必ず出てきますが、その前に開く耳を持っていただきたいのです。人間の体も地球の構造に合わせて造られているのです。この自然界の法則に沿った考え(過労性構造体医学(Gバランス医療)の理論)、これをセカンド医学として構築しています。自然界の法則に従った考え方はどんなに優秀な医師であろうと科学者であっても、くつがえすことはできないと思うからです。そして何より多くの人を助けることができるからです。


常識という洗脳からの脱出

頭痛を治すには、まず今まで知りえた常識という洗脳からの脱出を図ることが必要です。なぜなら、頭痛の根本原因を正しく診断することができていない為、正しい治療法に結びついていないからです。その結果、不適切な治療でこじらせたり、薬づけや薬の飲み比べになっていて、なかなか治らないのが現状だからです。確かに薬は病原菌に対しては万能です。しかし、関節の変形からくる痛みや不調には万能ではないのです。この先入観からの脱出が必要です。

ここでは今までとは全く異なる「足と首」からの診断法と治療法を紹介していきます。患者さんの真実にそった内容なので、医師を含めた多くの人達にセカンド医学「過労性構造体医学(Gバランス医療)」が大いに役立つと思います。


頭痛の実態

慢性頭痛を持っている人はおよそ3,000万人いると報告されています。この中で一番多いのが「緊張形頭痛」、2番目が「片頭痛」、3番目が「群発頭痛」です。頭痛は数字で表すような基準やまた人と比べることができません。本人の訴えにより判断していくわけですが、心配で病院に行くような症状を訴える人の殆どは片頭痛といわれるものです。緊張形頭痛は症状が軽かったり、なんとなく原因が思い当たり緊急性も感じないので病院へ行く人は少ないのです。また群発頭痛は突然起こり、症状もひどく恐怖感に悩む人も多く、殆どの人が病院へ行くのですが数が少なく1万人に1人位とされています。


初めて明かされる片頭痛のセカンド医学

指上げ歩きと外反母趾 片頭痛を訴える人の足を調べると約90%に足裏の異常があります。その異常とは外反母趾、指上げ足(浮き指)、扁平足などでいずれも重心が踵に片寄り過ぎています。このような足は、足裏の免震機能が著しく低下し、歩行時に「過剰な衝撃波やねじれ波」が発生して首へ繰り返されることになるのです。つまり、足裏の異常は重心が踵へ片寄るため、2つの有害なストレスを発生させてしまうということなのです。

その2つとは、

●重心が踵への片寄ると、(1)足裏のクッション作用が衰え、歩行時に「過剰な衝撃波」が首へ繰り返され、頚椎のつぶれ、圧迫、微細な疲労骨折を起こす。
●重心が踵への片寄ると、(2)左右異なる歩き方をするため体が揺れ易く、上部に伝わる時「過剰なねじれ波」となって首を歪ませバランスを悪くする。

首の歪みとは、土台となる足裏や背骨に対し首が前に落ちていたり、逆に後に反っていたり、また左側や右側へ片寄っていたり、頚椎の生理的湾曲が少なく真っ直ぐ過ぎるため上下のバランスが悪いなどといった頚椎の特徴や姿勢を言うのです。つまり、首の(前・後)×(左・右)×(上下)の構造的な歪み(ズレ)を指すのです。


片頭痛の根本原因のまとめ

片頭痛の根本原因のまとめ片頭痛の原因をまとめると、次の通りです。

● 足裏の異常つまり外反母趾や指上げ足(浮指)、扁平足などがあると重心が踵に片寄り足裏が不安定になる。
●足裏が不安定になると、それを補うため頚に歪み(ズレ)が起こる。
● その歪んだ首に、歩行時に発生する「過剰な衝撃波やねじれ波」が繰り返されるため、首が変形する。『首の変形とは、歪み(ズレ)と微細な疲労骨折(圧迫)のことです。』

変形した首は回りの筋肉を緊張させたり、三叉神経や自律神経を刺激し誤作動を起こさせるのです。筋肉が緊張して固くなったり神経が誤作動を起こすと血管も圧迫され、血液が流れにくくなり、脳への酸素や血液が不足します。酸素や血液が不足すると、これを回復させる為に血管が拡張され、このとき心臓の脈拍にあわせたズキン、ズキン、あるいはガンガンというような痛みが生じ、これを感じる人が半数近くいるのです。


片頭痛の症状とは

首に負担が加わる原因解説図片頭痛は首の変形が原因ですから症状も当然、首か凝る、首がだるい、首の動きが悪い、手がしびれる、肩こり、めまいなどの違和感が以前からあります。そして、首を動かした時、また次の動作に移った時、力仕事や日常生活などのわずかな動きでもズキン、ズキン、ガンガンしてきます。ズキン、ズキン、ガンガンはなくても吐き気がしたり、時に吐いてしまったり、あるいは光や音にも敏感になりイライラしたりします。 治療法が間違っていると多くの場合、三叉神経の異常や自律神経失調症を伴い日常生活に支障をきたすようになってきます。

片頭痛は片側ばかりでなく両側に起こったりもします。またズキン、ズキン、ガンガンといったはっきりとした症状を訴える人は半数近くになります。疲労で首に負担が加わったり、歪んだ時に強く出て、逆に首の安静度が上廻っている時は頭痛は殆どなく普通の生活が送れるという特徴があります。