外反母趾5種類のパターン

外反母趾の原因には5種類のパターンがあり、それに伴って形や特徴もそれぞれ5種類に分けることができます。
外反母趾は次の5種類に分類し、原因を理解してから治療していかないと良い効果を上げることができません。
自分が外反母趾に気付いたら、まずどのパターンの外反母趾に当てはまるか照らし合わせて下さい。この分類の仕方はまだ現代医学が見極めていないので、私のオリジナル表現で分類してあります。

1.靭帯性外反母趾、2.仮骨性外反母趾、3.混合性外反母趾、4.ハンマートゥ性外反母趾、5.病変性外反母趾の順に説明していきます。


1.靭帯性外反母趾

●状態
指のつけ根にある横中足靭帯(横アーチ)が伸びたり、緩んでしまった結果、親指が小指側に曲る状態。80%の割合で小指が親指側に曲る内反小指がある。


靭帯性外反母趾


●原因
足裏の刺激不足により、足底反射が起こらず足指を踏んばることができない為、足底筋群の発達不足や退化による。

●障害例
足全般の痛み、足関節の慢性痛、すねのはりやしびれ、過労性骨膜炎、下腿部の疲労骨折、特に左股関節痛、下肢の長短差、骨盤の歪み、側弯症、顎関節症、咬合異常、片頭痛、左側の肩こり、自律神経失調症etc


2.仮骨性外反母趾

●状態
親指は曲らないで親指のつけ根の骨だけが出張り、外見上、曲ったように見える。


仮骨性外反母趾


●原因
指上げ歩きをして、親指のつけ根にあたる母趾球部を強く打ちつける歩き方をしている為、この部分に過剰仮骨が形成され骨が出張る。

●障害例
足底部の痛み、変形性関節症、半月板損傷、ジャンパー膝、腰椎ヘルニア、分離症、すべり症。頚椎の痛みや変形、頭痛、肩こり、めまい、自律神経失調症、脳脊髄液低下症etc


3.混合性外反母趾

●状態
主に、1.の靭帯性外反母趾と2.の仮骨性外反母趾が進行し混合したもので、中年以降の女性に多く見られる。


混合性外反母趾


●原因
最初は靭帯性、または仮骨性のどちらかから始まり、年齢が増すにつれ悪化し、両方の状態となる。

●障害例
長引く慢性的な足、ひざ、腰、首の痛み、疲労骨折、自律神経失調症に伴う頭痛、肩こり、うつ、めまい、不整脈、パニック症、高血圧。


4.ハンマートウ性外反母趾

●状態
指がハンマーのように縮こまっていたり、逆に反り過ぎた状態で、指上げ足(浮指)と呼んでいる。


ハンマートウ性外反母趾


●原因
足指が長い特徴がある。また、靴が脱げないようにするため、靴の前上部に引っ掛けて歩く指上げ歩きをしている。これは足指が浮いた状態となり踏ん張っていないため、本来の足指の機能が働いていない。また、生まれつきハンマートゥの要素も原因。

●障害例
スポーツ障害発生の90%以上の原因となっている。
小中高生に発生したスポーツ障害の足を調べると、90%以上の割合で「指上げ足(浮指)」がある。


5.病変性外反母趾

●状態
リウマチやヘバーデン結節による外反母趾でひどく変形する。痛みや腫れがある時は変形が進行している時であり、早めにテーピングで形を整えておくと進行を最小限にくい止めることができる。


病変性外反母趾


●原因
リウマチやヘバーデンなどの病的要因が主体となって変形する外反母趾。

●障害例
脱臼や変形を伴うひどい外反母趾、治りにくいひざや腰の痛み、ひざに水が溜まり易くなる。関節内の軟骨が破壊されていく病気。