外反母趾(亜急性捻挫)情報


1、外反母趾とは

(1) 外反母趾の判断目安

親指が小指側に15度以上曲がったものを外反母趾と呼んでいます。中程度は20度で、ひどい場合が30度としています。
ひと口に『外反母趾』と言っても5種類に分けられることがポイントです。








(2) 外反母趾について

外反母趾については、私がその重要性を訴え始めた38年前に比べると、ようやく世間の方々に周知されてきたという印象があります。
しかしながら、いまだに大勢の方が誤った知識に惑わされて、外反母趾に対する適切な処置が施されていなかったり、あるいは知らず知らずのうちに悪化させてしまっているという現状に心を痛めます。
最初にここで訴えておきたいことが大きく分けて3つあります。
1つ目は、治療家を含め多くの方が外反母趾というものをひとくくり、つまり一種類だと思い込んでしまっていること。
2つ目は、その中のひとつである『病変性外反母趾』に属する”足へバーデン(カサハラ外反結節)による外反母趾で苦しんでいる方が、国民病とも言えるほど実に多いということ。そして、この”足へバーデン”は、他の外反母趾と同様に考えたり対処してはいけない、不十分だということです。
そして3つ目は、外反母趾はただの足の変形にはとどまらず、この足裏の不安定に比例してひざ・腰・首の変形、あるいは首を痛めたことから起こる自律神経失調症・うつ・パニック症など二次的障害を引き起こしてしまうということです。

外反母趾が進行し、変形がひどくなってしまった方々が口を揃えて言うことは、「当初、一時的に痛みはあったが変形はわずかであった」ということです。
外反母趾がひどくなってしまった理由として、次のような共通点があります。

  1. 手術を勧められたが、嫌だったのでそのままにしていた
  2. 薬で痛みをなんとかおさえていると、次第に変形がひどくなってきた
  3. 矯正装具を我慢して使っていたが、とても歩けるようなものではなかったので外してしまった
  4. 足底板や靴で対応してきた
  5. だましだまし過ごしてきた

これらの訴えを聞いてわかるのは、多くの医療現場で外反母趾を治す最良の方法として『手術や薬に頼らない保存療法』が未だに浸透していないということです。
求められていることは、「足裏のバランスを整えるメカニズム」を理解することと、テーピングやテーピング靴下・専用ダブルサポーターなど日常生活において支障をきたさないものを無理なく毎日の生活に取り入れて使うことであり、絶対条件なのです。

人間は重力との調和を効率的に保つことを最優先しています。その重力との調和を最も多くコントロールしているところが「足裏」なのです。自分をだまし続けるには限界があり、冒頭に述べたとおり足裏にアンバランスがあると、「足の問題」だけに止まらず、上半身にも悪影響が及ぶことは避けられないのです。
このような厳しい現実があるのにも関わらず、「足と健康との関係」・「予防医学の根本は足にある」ということがまだ十分に広まっていないのです。
そして、『痛みのある場合のテーピング法』や『専用ダブルサポーター』を併用することによる、保存的療法はすでに確立されています。
今、必要なことは自分の足のことは自分が1番よく知ること!
わからないところは専門家にきき、治療してもらいましょう。

(3) 「痛みがある時」は「曲がる時」

痛みがある」は、今曲がる時であり、進行が進んでいる時期なので、一刻も早くテーピングで足裏のバランスを整えて変形を最小限に食い止める必要があります。
人によっては痛みの後1?2か月で急に骨が出っ張ってきたり、曲がったりします。
昔のコントに出てくるような腰の曲がったおばあさんを思い浮かべて下さい。
腰も曲がる時が痛み、曲がってしまえばたとえ杖をつくようなひどい曲がりでも、痛くはないのです。昔はこのようなおじいちゃん・おばあちゃんをよく見かけたものですが、最近では、早めの処置をするため、手を背中の上で組んで歩くようなひどく腰の曲がった人をあまり見かけることはなくなりました。これはいかに早めの処置が重要かということを物語っています。
足の痛みも我慢して2?3年放っておくと、骨が出っ張ったりあるいは曲がったりしますが、痛みだけは自然となくなってきます。しかし変形は一生残ってしまい、更に二次的な障害につながってしまうのです。そうなる前に「早めの処置」を心がけて下さい。


(4) 手術の前に考える事

外反母趾の痛みに悩んでいると、『早くこの痛みから逃れたい』という思いからいち早く手術を希望される方も少なくありません。
いざ手術をするとなると心配なのが「結果」ですが、手術後に当院を来院された患者さんの術後1年目の追跡調査でも、手術をして良かったという人は3人に1人、術後3年以上の場合には、ますますその評価が低くなっています。結果から、外反母趾の手術をしたからといって、希望通りの結果になることは思っているほど多くはないのです。
ですから、手術を100%否定するわけではないことをご理解頂きたいのですが、予後や失敗例なども事前に十分知る必要があるということです。
変形していてもそれなりの機能を果たしている場合が多いので、手術によりかえってバランスが変わり他の部分が悪くなることが多くあります。中には、変形がわずかであったにも関わらず、痛みのために手術という決断をし、『親指に全く力がはいらなくなってしまった』『親指と付け根が固まり働かなくなってしまった』『更に変形がひどくなり、反対側に曲がってしまった』など、かえって後遺症に苦しんでいる人に多く出会います。
同じ外反母趾でも成功率の高いものと、極めて低いものがあるので見極めなければなりません。なぜなら、形が一時的に良くなったとしても親指が機能的に働かなければ再発をしたり、土台のアンバランスによる上半身への悪影響があるからです。

そして何より、まずは足裏バランステーピングで痛みが取れてから手術を考えることが大切です。手術を受ける場合にも、痛みがある炎症期のうちは行わないことが鉄則なのです。
試せることから実践して、痛みが取れてから改めて冷静な判断力で手術にふみきるかどうかを考えることをお勧めします。


(5) 手術の失敗例




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