ジャンパー膝とは、膝蓋骨(いわゆる膝のお皿の骨)の下端と脛骨粗面(膝下の方にある下腿の骨の出っ張り)をつなぐ靱帯(膝蓋靱帯)が、ジャンプなどの運動で炎症を起こす現象で、バスケットやバレーボールなどのスポーツ選手に多くみられます。中年以降にはほとんど見られず、10代から20代のスポーツ選手に多く発生します。
症状
膝蓋靭帯の膝蓋骨付着部辺り(膝のおさらのすぐ下)に圧痛があり、膝蓋靱帯部分に腫れが発生する。屈伸時の痛みがあり、特に朝方痛みが強く、日中だんだんと痛みが消失する傾向がある。また、運動時や運動直後に痛みが増幅しやすい。
対策
膝蓋靱帯部分に圧迫固定を施行し、少なくとも2週間は安静にする方が治りは良い。スポーツ選手で試合が近く休めないといったケースでは、テーピングで補強して練習に参加させる場合もあるが、慢性化しやすい。
この疾患は、成長期に見られる軟骨の剥離(はくり)骨折(軟骨が引き剥がされかける状態)で、膝下の脛骨上端部にある脛骨結節という骨の出っ張り(成長期では軟骨)が大腿四頭筋(大腿部の前にある筋肉)から連結する膝蓋靭帯に引っ張られて徐々に剥離していく状態です。原因としては、膝を曲げた状態で動くことの多いサッカーやバスケットなどのスポーツによる場合が大半をしめています。
症状
膝蓋骨(膝のおさらの骨)の下にある脛骨結節(脛骨粗面)に軟骨性の隆起とその周囲の炎症(腫れや痛み)を生じ、正座や屈伸動作が痛みのために困難となる状態。
対策
出っ張った軟骨をしっかり圧迫固定することが大切です。放置しておくと出っ張りがひどくなり痛みも増してきます。成長期が過ぎて脛骨結節の成長軟骨が骨化(成長が止まって骨に変化する)すれば起こらなくなりますが、成長期に無理をすると出っ張った状態のまま骨化が起こるので後遺症として変形が残ってしまう症例も多く見られます。以下の写真の様にテーピングや包帯で脛骨結節をしっかり固定するとやがて症状も治まり改善されてきます。(以下の写真はスポーツ時の保護として貼っています。)
