首の痛みが起こる原因は、足裏のクッション作用、つまり免震機能の低下なのです。私たちの首を気付かないうちに損傷させ、原因のはっきりしない痛みや不調を起こしているのが、『衝撃とねじれ』という繰り返し伝わる破壊のエネルギーなのです。
この破壊のエネルギーを多く受けてしまったかどうかが、痛くなる人とならない人の差でもあったわけです。破壊のエネルギーを吸収・無害化する土台つくりとして、足裏バランステーピングやテーピング靴下は必要不可欠ですが、その上で過剰な衝撃やねじれの吸収・無害化を補うことができるのが、人工筋肉素材の免震インソールなのです。
その必要性を次の例で説明しましょう。視力が落ちてきたらメガネを使用します。聴力が衰えたら補聴器で生活に支障がないようにします。
足裏のクッション作用が衰えたらメガネや補聴器と同じような感覚で、免震インソールを靴に入れて使用することにより足と身体の調和を保ち『過剰な衝撃とねじれ』を首へ伝えないようにすることが必要であり、これからの予防医学の分野においても欠くことのできない、とても重要な療法のひとつになったのです。
この治療用インソールの特徴は、人間の足裏に最も近い素材で柔らかさがあり、衝撃はもとよりねじれも吸収する作用があることで、失われていた足裏のクッション作用を補うことができるのです。つまり、『衝撃とねじれ』を極めて高く同じ割合で吸収して、足裏の機能を正常に近づけます。
弱った足裏は『過剰な衝撃とねじれ』という有害な破壊のエネルギー、つまり静かな破壊力となって首へ繰り返し伝え、次第に変形や痛みを起こしているわけです。このインソールはこの静かな破壊力から首を守ります。肩コリ・メニエール病・自律神経失調症・体調不良などの人にもお勧めです。関節を変形・老化させない、痛みを発生させない予防医学のひとつとして使い、自分の関節を守って頂きたいからです。
この『人工筋肉素材の免震インソール』は治療用としてのみ使われていて、人間の足の筋肉に最も近い状態で造られているため、激しいスポーツをすると壊れやすいのです。治療や予防として使っているなら2年程度はもちます。
この治療用インソールをメガネと同じ感覚で治療に取り入れていけば、慢性的な痛みであっても今までより早く快方に向かい、『気持ちが良い、楽だ』という自分の『安全本能』を強く実感できるはずです。