【外反母趾・フットケアのカサハラページ】

▼ひどい外反母趾、それはヘバーデンかも ▼足へバーデンはまだ知られていない ▼ヘバーデンと2次的障害
▼ リウマチ

ひどい外反母趾、それはヘバーデンかも

ヘバーデン結節 ひどい外反母趾や急に変形が進んだ人の半数に「ヘバーデン結節」という病気が隠れています。その数は非常に多いにもかかわらず、まだ一般的には知られていないので改めて説明しておく必要があると思います。

ヘバーデン結節とは

ヘバーデン結節とは ヘバーデンとは爪のすぐ下の第1関節が太く変形したり、骨が隆起(結節)したりする症状です。これを報告したイギリスの医師の名にちなんで「ヘバーデン結節」と呼ばれるようになりました。全体から見ると30代位からの女性に見られ、50代以降では30人に1人の割合で見られます。そして、ひどい外反母趾を訴える人の半数にヘバーデンが見られます。

それほど大変多く、そして身近な病気なのですがあまり知られていないのが現状です。症状が進むと指が横に曲り、物を取るときに突き指の状態を起こすこともあります。画像診断では関節のすき間が少なく、骨棘(こつきょく)という骨のトゲができていて亜脱臼している場合もあります。

他の指に次々と転移

他の指に次々と転移するヘバーデン 急性の場合は腫れや痛みがあり半年〜1年位で自然に治まると、今度は他の指に次々と同じような痛みと変形が起こり、時にはもう片方の指へも飛んで10年位で両手の全部の指が変形してしまう場合もあります。

また、ヘバーデンがゆっくり進行する場合は痛まない為気づかない人も多くいます。力仕事などをすることで痛くなり始め、気づくこともあります。通常は5年〜10年位で痛みや変形の進行も治まってきますが、関節の変形は残り元には戻りません。どうして発症するのか、まだその原因についてはまだ不明です。

ヘバーデンはリウマチの軽い症状に似ている

指の関節が痛んだり変形する病気としては関節リウマチがありますが、ヘバーデンは指先の爪のすぐ下の第1関節に起こり、リウマチは第2関節や指の付け根に起きているのが特徴でヘバーデンはリウマチとは異なるものです。

この他、乾癬(かんせん)という皮膚症も考えられますが、骨の変形は起こらないので簡単に区別することができます。

ヘバーデンの場合リウマチによる外反母趾

リウマチによる外反母趾

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足へバーデンはまだ知られていない

手に出たヘバーデンはよく知られていますが、問題なのは「足に出たヘバーデン」については殆ど知られていないという切実な現状があるということです。その為、普通の外反母趾と混同してしまい対処法を間違ったり、全く分からずほったらかしにしてほとんどがひどい外反母趾へと進行させてしまっているのです。

「ヘバーデンと外反母趾の関係」を追及していかなければ、「足と健康との関係」や「足と予防医学との関係」が分からなくなってしまい、その結果として上部に2次的障害を発症させてしまうのです。ヘバーデンは、(1)手から始まる場合と、(2)足から先に始まる場合と、(3)手と足に同時に始まる場合とがあることを知るべきなのです。初期のヘバーデンは見落とされている場合が殆どです。

足から始まったヘバーデン

手から始まったヘバーデン

手と足両方のヘバーデン


急に変形する「足ヘバーデン」

急に変形する「足ヘバーデン」 足に出たヘバーデンは激しい痛みや腫れが数ヶ月続き、だましだまし過ごしていると痛みが治まるのと同じに、変形が急に進みひどい外反母趾へと進行していったという場合が殆どです。また、ゆっくり進む「足のヘバーデン」は手の場合と同じように痛みはなく、気づいたときはひどい外反母趾になっていたという事が多くあります。

通常の外反母趾と「足ヘバーデン」との見分け方

ヘバーデンがあると、手首の付け根の骨が出っ張る 見分け方はまず、手の指にヘバーデンがあるかどうかを確認し、この他親指側、手首のつけ根(第1中手骨部)の骨が出張っているかどうかも確認します。
ヘバーデンの人はリウマチと同じように、唯一この部分の関節が亜脱臼している場合が多くあります。また、足の親指が逆にねじれていたりしています。

症状は、急性の場合は激しい痛みと腫れです。痛みがない場合はひどい変形です。
この他、天候や季節の変わり目に痛んだり、また朝歩き始めに痛み、昼間は治まるなどの症状もあります。

「足ヘバーデン」はモートン病やひどいタコの原因に

足ヘバーデンは体重が乗るので足の骨格を変形させたり、骨を破壊させるなどリウマチと同じように足指の形をバラバラにひどく変形させてしまいます。更に、変形した部分の骨を繰り返し地面に打ち付けて歩くようになると、X線上には写らない第2指のつけ根の骨が変形したり、疲労骨折を起こしたりします。同じように第4指のつけ根に痛みが起きる「モートン病」の原因にもなっています。

そこまで行かなくても足指の形がバラバラに崩れ、指のつけ根の部分が歩行時地面に多く当たるようになると中の骨を守るための防御反応として、角質層が厚くなってリウマチと同じようなひどいタコができます。

2指、4指に負荷のかかる、足へバーデン2指や4指の疲労骨折をおこす、足ヘバーデンひどいタコになる、足ヘバーデン
*第4指の付け根に痛みが起きた場合を「モートン病」といいます。
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ヘバーデンと2次的障害

ヘバーデン結節という病気はリウマチとは異なりますが、足、ひざ、腰、首など力学的にバランスが悪いところに多く出ます。その症状はリウマチと同じように、骨を変形、破壊、疲労骨折を発生させてしまいます。

足ヘバーデンになると足裏の免震機能が著しく低下し、また左右の足で異なる歩き方をするため、歩行時地面からの突き上げ(衝撃波)や横揺れ(ねじれ波)が発生し、更に上からは体重(負荷重)も加わるため、バランスの悪い関節面で衝突が繰り返されてしまいます。これが負傷の瞬間を特定できない、足、ひざ、腰、首の痛みや変形、疲労骨折、そして自律神経失調症の原因になっているのです。

●ひざに繰り返された場合:

変形性膝関節症やひざに水が溜まったりします。これは固定をしない限りなかなか治りません。
変形性膝関節と診断された多くにこのヘバーデンが隠れているのです。そして何十年も治らないのです。

●腰に繰り返された場合:

中高年のヘルニア、分離症、すべり症、脊椎間狭窄症にも、ヘバーデンによる疲労骨折が隠れている場合が多くあります。

●首に繰り返された場合:

ヘバーデンが隠れた原因となる頚椎の変形、ヘルニア、手のしびれの他、自律神経失調症からくる頭痛、肩こり、めまい(メニエルも含む)、不整脈、うつ、パニック症、脳脊髄液減少症、甲状腺異常などが起きてくる場合があります。
この関係について現在医学はまだ気づいていませんが、現場の実態はこの通りなのです。

ヘバーデンと2次的障害 ひざに繰り返された場合


手に出たヘバーデンの対処法

根本療法は今のところ確立されていません。対処療法として、手の場合は厚紙副子とテーピングで固定し、炎症と変形を防ぎます。

足のヘバーデンの対処法

足のヘバーデンは体重が乗るため軟骨が崩れやすく、何もしないと殆どの場合、ひどい外反母趾へと進行してしまいます。痛みのある場合はなおさらです。

対処法としては以前にも説明している外反母趾の対処法と同じ「痛みのある場合のテーピング法」が効果的です。包帯で中足関節を固定し、テーピングで足裏のバランスを整えておくと負担が軽くなり、急性であっても2〜3ヶ月で痛みも変形も治まり最小限に食い止めることができます。
テーピングができない人は、家の中では専用のダブルサポーターを使用し、出かける時は包帯で中足関節を弱めに固定し、更にその包帯がズレないようにテープで上下を止めてから3本指のテーピング靴下を履いて下さい。
また、靴の中には2次的障害を防ぐ目的で、人工筋肉素材の免震インソールが必要不可欠となります。注意点として、足ヘバーデンにより第2指のつけ根に以前から変形や疲労骨折が潜在的に蓄積している人は、3本指テーピング靴下のテーピング機能の弾力性で初めて痛みが出てくる場合があります。この疑いがある場合は、テーピング靴下を履く前に、第2のつけ根を上下から強くつまんでみると痛みがあったり、骨が太くなっているのですぐ分かります。

ヘバーデンでテーピングした場合ヘバーデンでテーピングをしなかった場合

ヘバーデンでテーピングした場合
痛みのある場合の
テーピング法
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ヘバーデンでテーピングをしなかった場合
包帯とテーピング
靴下の併用
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リウマチ

リウマチは第2関節や手首の関節など、全身の関節に変形が起こる。 リウマチは柔整師の施術範囲ではありませんが、接骨院を訪れる患者さんの中には、関節リウマチが関係している場合があります。 当然医師の治療を長年受けている人達です。その経験の中で知りえた知識や情報を柔整師の立場から提供することにより、少しでもお役に立ち参考になればという思いが勝りお話するもので、医師法・薬事法にふれるものではなく、また誤解のないように受け取って下さい。早い時期に医師の治療を受けることが重要なことは言うまでもありません。関節リウマチは足・ひざ・手・ひじなど多くの関節に起こり慢性的な炎症と痛みがあり、次第に軟骨の損傷や破壊と共に関節が変形して固まっていく病気です。国内の患者数は推計50〜100万人といわれています。

リウマチは膠原病(こうげんびょう)の1つで、本来体を守るべき免疫機能が誤作動し自分の体を攻撃してしまうという異常状態ですが、これといった決め手になる対処法がないのが現状です。

ひどい外反母趾 ここで考えてもらいたいことがあります。
リウマチは関節内の軟骨が損傷したり、破壊が進行し変形していく病気です。

誰も気づかなかった重要なことがあります。それはリウマチだけで変形するのではなく、重力の負担が加わって変形するということです。ですから「関節リウマチには重力の負担を軽くする固定により、変形を最小限にくい止めておく。」ということが重要なポイントなのです。
変形を最小限にくい止められるということは、予後、つまりその後の日常生活に支障が残らない。
たとえわずか残ったとしても、その程度ならリハビリで十分社会復帰や普通の日常生活を送れるからです。

ひどい外反母趾 足の関節リウマチで特に重要なことは、指のつけ根に炎症や腫れが起こった場合です。足は体重が乗るため、この部分の骨の位置や形が崩れやすく、足先がバラバラになったようなひどい変形になってしまいます。

足先のひどい変形は歩行時に足裏の骨が当たりタコができたり、痛みで歩行困難になることが多くあります。このようなことを未然に防ぐためにも、指のつけ根に炎症や腫れが起こったら、テーピングで足裏のバランスを整えて、中足関節を包帯で固定しておくのです。
こうすることで、変形を最小限にくい止めることができ、また早期なら変形させないで済むのです。これは足の関節リウマチの人にとって朗報であり、今後同じような病気で苦しんでいる人に大いに役立つものと考えています。

リウマチ

変形させない固定とは運動可動域を残した固定です。この固定で重力の負担を軽くするのです。「重力の負担を軽くする」このことに気づかなければなりません。

例として足首やひざが腫れた場合、サラシ包帯を用いて足関節やひざに加わる重力の負担度(破壊力)より安静度(治癒力)が上回る固定をしておくと、3週間でよくなってくるのが実感でき、3ヶ月続けると劇的に楽になってきます。
リウマチそのものが治り切るわけではありませんが、固定をすると炎症や腫れが治まり変形も止まるという事実があるのです。

この事実からリウマチには固定が欠かせないものと考えています。固定で炎症が早く治まれば、それだけ変形も少ないということになるのです。このことがとても重要です。

もうひとつの情報として自己免疫疾患の改善です。それは細胞損傷や破壊を引き起こす活性酸素(フリーラジカル)を除去することです。活性酸素は細胞を攻撃(DNAヒット)・破壊するといわれています。この活性酸素を除去する方法として「ビタミン・ミネラル・抗酸化栄養素」をサプリメントから摂取することが重要です。

なぜなら、三度の食事からは十分なビタミン・ミネラル・抗酸化栄養素は取れないということを多くの科学者や専門家が言っており、なおかつ証明しているからです。「ビタミン・ミネラル・抗酸化栄養素」を「サプリメント」で摂取することにより、体の中に解毒・浄化作用を起こさせ、活性酸素の攻撃から体を守り免疫力を強化することができるからです。

注意としてサプリメントには、良いものと悪いものがありますので、サプリメントを選ぶときの基準として次の5項目を参考にして下さい。

(1)信頼できる会社が作っているか?どの分野のどのような科学者がどのような研究機関に関与し、その名前をすべて公開しているかを調べる。
(2)ラベルと中身が一致しているかどうか調べる。多くのサプリメントはこの部分に問題があるのでこれをよく調べる。
(3)あらゆる毒素・微生物・残留農薬・重金属・有害成分が入っていないかを調べる。
(4)薬理効果・安全性が第三者研究機関により臨床データで証明されているかを調べる。
(5)主張している効用と実際の効用が一致しているかどうか調べる。多くのサプリメントで一致していないのでこの部分を慎重に調べる。

以上がサプリメントを選ぶときの基準ですが、どうやって選ぶかということが重要な課題です。
誤解やかんぐりを防ぐためにも推薦するサプリメントの会社や製品名は公表しません。今、多くのサプリメントが氾濫しその販売方法にも問題がありますから注意して下さい。

関節の変形を予防するという観点からいうと「外面からは重力の負担を防ぐ固定」、「内面からは免疫力を強化する栄養のバランス」という考えが必要だという思いからサプリメントの話をしただけです。リウマチのほかにヘバーデンの人にも同じように参考にしていただければ幸いと思う次第です。

リウマチ


まずは専門医へ

ヘバーデン結節やリウマチの進行には個人差があります。特に、「足ヘバーデン」は一般的には知られていません。

まずは整形外科で症状や経過を診てもらいましょう。「足ヘバーデン」やリウマチによるひどい外反母趾を手術する場合の注意点として、痛みがあるときに手術するとかえって障害が多く残ったり再発することがあります。どうしても手術をする場合は痛みが取れてから行うことがベストです。

また、ヘバーデンがある人はリウマチと同じように軟骨がもろくなっているので、整体・カイロで強いアジャストを受けるとかえって損傷を増すなど事故の元になるので注意が必要です。
これは、長年の治療経験から知りえた情報を公開しているものであり、決して医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。くれぐれも誤解のないようにご注意下さい。