ここで定義する軽度の外反母趾は、以下の様な症状の方を対象としています
軽度の外反母趾
左の写真を一見すると、外反母趾では無いと思う方もいると思いますが、この状態を放置しておくと変形が進行し、後には足裏の痛みや身体のアンバランスが発生してきます。
症状としては、「足指あるいは足指の付け根にときどき痛みや違和感を感じる」、「靴のかかとの減り方が著しく片寄っている」、「足指の関節を付け根から曲げると痛くて曲げにくい」などが起こります。この様な軽い症状の内に早め対処をしましょう。

<軽度の外反母趾の対策法>
軽度の外反母趾を矯正するのに適したグッズ
以下のグッズを生活条件や使用環境に合わせて使い分けてください。
外反母趾内反小指シルクサポーター
外出用・室内兼用簡易タイプ
靭帯性外反母趾、内反小指、混合性外反母趾の方に向いています。5本指タイプの靴下やカサハラ式テーピング靴下との併用(靴下の上から重ね履きする)により矯正効果が高まります。シルクプロテイン配合により肌にやさしく抗菌作用もあります。

外反母趾内反小指天然ゴムサポーター
外出用・室内兼用簡易タイプ
靭帯性外反母趾、内反小指、混合性外反母趾の方に向いています。5本指タイプの靴下やカサハラ式テーピング靴下との併用(靴下の上から重ね履きする)により矯正効果が高まります。また、天然ゴムの採用によりフィット性が向上しています。

外反母趾天然ゴムサポーター
靭帯性・仮骨性・ハンマートゥ性・混合性・病変性を問わないオールマイティタイプ
リスフラン関節(足の甲の真ん中あたり)の痛みや足底筋膜炎などにも効果を発揮します。(この場合、包帯で軽く固定した上から着用すると効果があります。)

ソルボ外反母趾薄型サポーター
仮骨性・ハンマートゥ性向き衝撃吸収材入り
イギリスで開発された脅威の衝撃吸収材ソルボを内臓し、足指の付け根の痛みやタコ、魚の目の痛みを緩衝します。

歩行矯正ロングテーピング靴下
室内・外出普段履き用
足指を開き中足をしっかり締めて歩行矯正を補助します。指上げ歩きによるすねやアキレス腱の痛みに効果があります。ハイソックスタイプ。内反小指対応。

外反・内反パンティストッキング
外出用(パンプスにも使用可)
足指を開き中足をしっかり締め外反母趾や内反小指を矯正します。足のバランスを整え、あしやせの補助装具としても活用可能です。内反小指対応。

外反・内反ショートストッキング
外出用(パンプスにも使用可)
足指を開き中足をしっかり締め外反母趾や内反小指を矯正します。足のバランスを整え、すねの張りや痛みを和らげる効果もあります。内反小指対応。

外反母趾室内履きテーピング靴下
室内用
足指を開き中足を締め横アーチをしっかり保持します。また、かかとに衝撃吸収材を装備し、足首、ひざ、腰、肩への負担を軽くします。内反小指対応。

外反母趾の原因の除去
矯正用の装具やグッズに頼るだけでは外反母趾は改善されません。外反母趾になった原因をよく考えてください。外反母趾の発生原因の根源は、現代人特有の足裏の刺激不足にあります。生まれて間もない頃から靴下を履かされ、また歩き始めた頃より靴を履き、本来はだしで歩くための機能をそなえた足指や足裏の筋肉は次第におとろえていきます。しかし、はだしで歩く事が習慣の民族では逆に成長を重ねるごとに発達しているのです。
まずこのような足裏の刺激不足が外反母趾の発生の根本に存在していることを理解しなければなりません。この事が理解できれば、外反母趾の改善には、足指を動かし、足裏を刺激することがいかに重要かがわかると思います。また、その他の原因として以下の様な極端な環境も作用するので、思い当たる原因があればこの原因を取り除くことが第一の改善法です。外反母趾の患者さんの代表的な原因を以下に記してみました。
通勤などでパンプスを履くことが多い
履いている靴がきつすぎる
履いている靴がゆるすぎる
サンダルなどかかとの押さえが無い履物を常用している
靴底の硬い靴をよく履く
バレー、ダンス、剣道などつま先に負担のかかる運動をしている
外反母趾の矯正を促進する体操とマッサージ
外反母趾の原因として最も大きなウエイトを占めるのは、足裏の機能低下にあります。具体的には、足底筋(足指を曲げ、歩行時に地面をしっかり蹴る働きをする足裏の筋肉)の萎縮(筋肉が衰えて体積が縮まり弱くなること)が起き、足指の付け根の関節(中足指節間関節またはMP関節ともいう)が硬くなって関節の屈曲(あしうらの方へ曲げる動作)範囲が狭くなります。これを改善しなければ外反母趾の矯正も思うように進みません。このような症状の改善と矯正の促進方法として以下の様な体操およびマッサージをおすすめします。
足裏の筋肉を強くし、体のバランスを整える基礎(土台)をつくるグーパー運動
「足指をしっかり開いて地面をつかむように踏みしめる」、この様な動作が自然にできると身体は安定し、体のりきみもなくなり、とてもバランスの良い状態となります。この動作を身に付けるためには、足指をしっかり握り締めること、すなわち足指でグーをつくることが大切です。ただ足指を足裏の方へ曲げるだけではなく、足指の付け根(MP関節)のところからしっかり曲げなければ効果が上がりません。はじめは、うまくちからが入らず、曲げられない方も多いと思いますが練習すればほとんどの方が克服します。
また、足指の付け根の関節がかたくて曲げられない方は、柔軟体操のつもりで手を使ってしっかり足指の付け根を曲げてください。とてもかたい方は痛みやポキッと音がしたりすることもありますが、毎日行うことで徐々にやわらかくなります。そして、やわらかくなってきたら、足指でグーをつくる練習をしてください。この、グーをつくる運動は、しっかり握り締めてグーをつくり、次にしっかり足指を開いてパーをつくる動作を1ストロークとし、10回(10ストローク)繰り返してください。
この10ストロークを1セットとして、できれば1日に最低でも3セットは行うようにしてください。このグーパー運動により、足指の柔軟性と足裏の筋肉の発達、足指間の靭帯の緊張による横アーチの再形成の促進などの効果が期待できます。またこれにより外反母趾の矯正を促進する効果が飛躍的に向上します。



足の疲労を回復し、足の血行を促進する足裏マッサージ
パンプスなどの窮屈な靴や革靴など足のあたる部分が固い靴を履いて通勤・通学をする方や、立ち仕事の方、歩くことの多い方など、足の疲労を起こしやすい条件にある方は、足裏の筋肉がこわばり、すねやふくらはぎも固くなります。このまま放置しておくと、疲労が蓄積し、足の痛みやふくらはぎの痛みあるいは脚がつるなどの現象が発生します。また、この様な状態で毎日をすごすと歩行時の足の使い方や体の姿勢などのバランスがくずれ、外反母趾やその他の関節、筋肉の障害をおこす原因となります。これらの現象を予防あるいは改善するために、また外反母趾の矯正効果を促進するためにも足裏のマッサージが大変重要となります。
足裏のマッサージは、足指の付け根から足裏の土踏まずの所をもみほぐしたり、指圧をして足底筋のこり固まっているところをほぐし、足の疲労を癒してください。手を使ってマッサージをするのが面倒だったり上手くできない方は専用マッサージ機(足裏天国フットバイター)などを利用すると良いでしょう。


サプリメントの活用
関節を形成する靭帯、軟骨や関節運動にかかわる腱などの組織は、その構成成分の重要な要素にグルコサミンが存在します。グルコサミンはアミノ糖といわれる糖タンパクの一種で主に結合組織の細胞間質に存在します。不足すると関節や腱・腱鞘などは非常に弱くなり関節の変形や炎症を引き起こす一因となります。また、体内でグルコサミンを硫酸化し、コンドロイチン(軟骨を形成する主成分)を生成するためにビタミンCが使われます。ストレスや運動あるいは仕事や日常の作業で1日に相当量が消費されるビタミンCは不足すると関節や肌の形成やみずみずしさなど様々な部分に影響をあたえます。
外反母趾の予防や改善にこれらの成分が含まれるサプリメントを摂取することがとても有用であることがわかると思います。 しっかりしたグーパーリハビリを行うことで、摂取したグルコサミンが有効に吸収・活用されるように活性化されるのです。サポーターなどの矯正とグーパー運動などによる物理的効果に加えて、サプリメントによる科学的効果を取り入れればその成果も向上します。
尚、変形性関節症などの関節炎や慢性関節リウマチの方には体内で生成することのできない必須脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)も有効成分として知られています。この成分は、同様に必須脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とともに、イワシ、サンマ、マグロなどで摂取することが可能です。










