右側の腰痛、お尻の横から下肢にかけてビリビリとしびれたり、チクチク痛んだりすると、殆どの人は腰が原因と思い、検査で腰の骨の間隔が狭くなっていたり、軟骨がつぶれていたり変形しているのを確認するわけです。
ここまでは一般的な見方でありますが、ではなぜこのような異常が起こってしまうのか、その本当の原因、正しいメカニズムを知らなければ根本から治せないばかりか、慢性的にしてしまう恐れがあるのです。
腰の骨や軟骨がつぶれたり変形を起こしてしまうのは、弱った足裏の不安定、特にクッション作用の低下した足にあります。このような足は、歩く度に「過剰な衝撃」を繰り返し腰に伝え、時間経過と共に蓄積されて次第に大きなエネルギーとなります。そのエネルギーが腰の骨や軟骨を破壊したり変形させ、やがて周りの神経をも圧迫し刺激するようになり、その限界を越えた時シビレや痛みとなって現れるのです。
ですから変形性の腰痛、ヘルニア、分離症、すべり症、坐骨神経痛を起こす人の殆どの足に外反母趾や足指のちぢこまりで指の背にタコができていたり、また足先が細く、指も長すぎて足先を上げてしまう歩き方(指上げ歩き)をし、そのため重心がかかとに寄りすぎてクッション作用が著しく低下している足を見つけることができます。この時、右足を利き足にしている人が多く、このため「過剰な衝撃」を右の腰で受けやすくなり、骨や軟部損傷により右の腰から下肢にかけてのチクチクした放散痛が特徴となるのです。
ちなみに左の腰が痛む場合は、左足が「必要以上のねじれ」の影響を受けて、骨盤の歪み、仙腸関節のズレと共に軟骨組織の損傷が原因となる腰痛が多く発生するのが特徴です。
つまり、変形性の腰痛、ヘルニア、分離症、すべり症は弱った足、「足裏の不安定」から伝わる「過剰な衝撃」による疲労骨折であったのです。そしてつぶれたり、変形した骨や軟骨が周りの神経を刺激し、再び脚へのしびれ感や痛みを起こしていたのです。

以上のことから解るように、このような腰痛の場合、「腰と足裏」この両方への処置が必要となるのはいうまでもありません










