- 横中足靭帯がゆるむ「靭帯性外反母趾」
- 親指の付け根が出っ張り、見掛け上曲がって見える「仮骨性外反母趾」
- 進行してくると、靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾が合わさった「混合性外反母趾」
- 生まれつき指が長く、指がハンマーのように縮こまっていたり、逆に反り過ぎている「ハンマートゥ性外反母趾」、指上げ足(浮指)と呼んでいる。
- 病的な要因(関節リウマチ、ヘバーデン結節)や事故やケガを伴い、著しい変形や脱臼を伴っている「病変性外反母趾」

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外反母趾とは親指が小指側に15度以上曲がっているものをいいます。30度以上曲がったものは進行した後期の外反母趾と判断できます。
親指の付け根が腫れて痛んだり、バニオンといわれる袋ができたりします。
外反母趾は大きく「5種類」に分けられます。

また、外反母趾だが痛みはないという方もかなりいますが、その方たちの多くに肩こり、頭痛、足・ひざ・腰・首の慢性的な痛みなどの不調を抱えている場合が多くあります。更に、以前にひどいぎっくり腰をしたことがあったり、足、ひざ、腰、首などが痛くなったり治ったりを繰り返しています。この他、めまい、不眠、便秘、胃腸の機能低下、自律神経失調などの不調を持っている人も多くいます。
ここで注意して頂きたいことは、足に痛みがないからといって安心できないということです。
痛いときは進行しようとするときです。痛くなったり、痛みが治まったりの繰り返しをしながら徐々に変形が進んでしまうのです。そして、親指が15度以上歪んでしまうと、足裏のバランスが狂い身体が不安定になるため、1対1の割合で身体の上部へ悪影響を及ぼしてしまうのです。足裏の不安定を上半身で補うためです。
足指が踏ん張っていると正しい3点歩行ができ、歩く度に発生する地面からのドシンドシンという衝撃とねじれを吸収無害化します。しかし、足に外反母趾があると足指に踏ん張る力がないため、踵と指の付け根だけを使った不安定な2点歩行となり、歩くたびに発生する地面からの衝撃とねじれを無害化できず、身体の上部に伝えてしまうのです。それを長年繰り返すと、じわじわと関節面を圧迫、変形させるため、その結果としてひざや腰、首などの慢性痛や肩凝り、頭痛・自律神経失調症などの不調に起こしてしまうのです。
外反母趾は親指が曲がることが最終結末ではなく、そこから2次的障害が発生することが問題なのです。
現代人は歩き始めの頃より足を靴や靴下で覆い、平らなところばかりを歩き、デコボコ道を歩かないため、足裏の刺激不足から踏ん張る力「足底反射」が起こらなくなったことが一番の原因なのです。(※「足底反射」とは:生まれたての赤ちゃんの手や足の裏をつつくと握り返す反射で「原始反射」とも言う。歩き始めの頃から足裏の刺激することでこの反射が起こり、足底筋群が鍛えられて踏ん張る力がつくのです。)
逆に、裸足で土の上や砂利道を歩き回っている国の人たちには、外反母趾を見つけることは難しいのです。彼らの足は踏ん張る本能をもっています。
現代人は足裏の刺激不足のために、この本能が働かないのです。だから、足指の踏ん張る力が弱くなり、重力の負担に負けてしまっているのです。その結果、親指の付け根を打ち付けすぎて骨が出っ張ったり、横アーチ(横中足靭帯)が緩んで親指が曲がってくるのです。
更に、弱った足で靴を履き続けるので、「自分の重心」を靴に依存するようになります。つまり、足指を靴の先に引っ掛けて身体の安定を保とうとします。特に、ヒールやパンプスを履いた時、脱げないように指を上げてロックさせるので、親指の付け根で歩く癖がついてしまうのです。
こうして次第に衰えた足指は、ヒールやパンプスなどの先細の靴に合わされていくのです。
以上のとおり、外反母趾になる原因は、ヒールやパンプスなど先の細い靴が一番の原因ではないのです。
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